不動産管理会社のリフォーム部でCADオペレーターとして働いています。
大学は元々建築とは関係の無い学部だったのですが、住宅に関わる仕事に就いた事もあり20代半ばにして建築物に興味が出てきました。
興味を持ったきっかけとしては、先日研修でデザイナーズ賃貸を見たのが大きかったです。
雑誌や車内の資料で色々な建物を見ていたつもりだったんですが、実物を見て感動しました。
うまく説明できなくて申し訳ないのですが、生まれた時からずっと実家のマンション暮らしで、現在も安賃貸のアパート暮らしだったので、とにかく外観から内装の空間の広さ、何から何まで衝撃で自分でもそんな家を設計したいと思いました。
今の職場ではリフォームに関わるのが中心で、新築の物件などに関わることがないので、転職して設計に関わる仕事をしたいと思っていますが、後一歩が踏み出せません。
というのも自分の部署の先輩たちは建築学部卒で1級ないし2級建築士の資格を持っていたり、学歴、経験共に格上の人に囲まれているので分不相応な望みかなとも思っています。
困難な話だとは思いますが、例えばこれから先に建築設計の仕事に就き、将来的に自分の事務所を持つことは可能でしょうか?
実際に建築学部を出ずに今現在お仕事をされている方、さらには独立した方など色々な方の体験談を聞きたいです。
よろしくお願いします。
質問
不動産管理会社から建築設計事務所に転職し、将来的に独立したい101view
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回答
5件の回答
設計事務所って言うと意匠設計のことを言ってると思うんだけど、やめたほうがいいと思う。
新築需要は目減りしてるし、意匠設計をしたい人は多いから大変だよ。
それでもどうしても自分で独立して食べていきたいなら、構造設計事務所とかかな。
構造設計って言うのは、身近なもので言うと住宅や擁壁、架台の柱とか梁、筋交いとかを設計する仕事。
建物自体の荷重はもちろん、地震、強風、積雪、とかの外的要因も計算して安全な構造の建物を設計する。機械設計でいう所の強度設計のようなもの。
「意匠設計」がデザイン担当の表なら、「構造設計」は安全性を確立する裏の立場なので、必要な仕事だけど担い手が少ないんですよね。
まぁ前の人が言うようにまずは夜間でも良いから学校に通ってみては?
忙しいようなら、あまり身に付かないけど、通信制の大学っていう手もある。
建築士の資格があるとないでは、大きく違うからよくよく考えてみて。
知り合いの設計事務所の所長さんは生活費を稼ぐために、昼間は図面を書いて夜間はアルバイトをしています。「設計の仕事は趣味!」と自虐気味に言っています。
華々しいイメージもある業界ですが、その影にはこういう人もいます。
私は以前ハウスメーカーに事務職として在籍していた頃があり、設計部の方と面識がありました。
その設計部の部長さんと経理上の打ち合わせや世間話をよくしていたのですが、その方が昔個人で設計事務所をしている方でした。
その方は大学卒業後設計事務所で15年ほど勤務したあと起業したそうなのですが、自分のやりたい仕事じゃなかったと気づいてやめたそうです。
というのも、その方は「設計の実務」が好きで自分の事務所を持ったそうだったのですが、「社長のする仕事」と「設計のする仕事」は別の仕事で、「社長の仕事」は肌に合わないと言っていました。
客先との打ち合わせでも大雑把なプランを提示して予算を考えるだけで、細部まで詰める仕事は部下に任せざるを得ないのを悔やんでいました。
たぶん根っからの職人肌の人なんでしょうね、自分でやりたい、と考えてしまうような。
社長になればやりたくないと感じる仕事でも稼ぐためには引き受ける必要があったり、実務以外の仕事に取られる時間が多く本当に退屈だったと言っていました。
質問者さんの設計事務所を起ち上げるという夢はとても素晴らしいものだと思います。
でも、もう一度設計という仕事の何が好きなのか、どういう仕事がしたいのかよく考えてご検討されては?と思います。
一口に独立とは言っても、大変ですよ。
仕事を探すのも自分で、実際に図面を作成するのも自分です。
打ち合わせで一日が潰れるなんてことも日常茶判事です。
SOHOなら自宅兼オフィスでしょうが、独立して設計事務所を持つとなるとオフィスの家賃、光熱費、ライセンスの利用料、社員を雇った場合は社会保険代、駐車場、諸々の経費は数えだせばきりがありません。
事業を拡大しようとするならすることは山ほどあります。
独立するには仕事が出来る事はもちろん、仕事を引っ張ってくるコネがないとできません。
個人の設計事務所の多くはコネがないと成り立ちません。
大きな事を考える前に、まずは出来る事から始めてみては。
やる気があれば何でも出来る!
と言いたい所ですが、実際には難しいと思います。
だけど、質問者さんみたいに20代、30代で建築に飛び込む人も結構居ますよ。
僕は昔夜間の専門学校(建築学科)に通っていましたが、社会人をしながら通っている人も沢山いました。通っていた頃で最年長は41歳だったかな?まあその方は実家が土建屋だったそうなので、ちょっと関係ないですが。
自分の場合は全く関係ない食品関係の工場で働きながら夜間の専門学校に通って、卒業と同時に個人でやってる10人未満の設計事務所に転職しました。
未経験に厳しい業界ですが、卒業と同時に2級建築士の受験資格も得るので人手不足なところであれば採用してもらえるかと思います。
今は東京五輪の関係で、建築関係の会社は門戸も広がっているそうですが、質問者さんのお住まいの地域だとどうでしょうね。
業務の大半は他の設計事務所やハウスメーカーからの下請けが多いですが、年に数件、直接うちの事務所にも設計依頼が来ます。
基本的には所長が設計しますが、僕ら下っ端にも意見を聞いてくれて意見が取り入れられたときはやっぱり嬉しいですね。
一番嬉しいのは完成お披露目会で、小さい会社なので基本的には社員総出で向かいます。
やはり自分が関わった建物が形になるのは、何度見ても格別で、この仕事をしていてよかったと思う瞬間です。
という訳で、いつか一棟まるごと任せてもらえるように下積みをしている状態ですが、設計事務所の中で自分なりに楽しんでます。
独立とかの話はさておき、質問者さんに一つアドバイスするならまずは飛び込んでみて欲しい、という事でしょうか。
この業界は夢を持って飛び込む人が多いんですが、現実とのギャップに返り討ちに合う人が多いです。上がらない給料、現場で働く人とのやりとり、余裕の無い納期、など理不尽な事も多いです。
好きな仕事をする為なら多少の理不尽とは折り合いを付けれると思いますが、こればかりはやってみないと分からないですからね。