商社マンへの転職、仕事内容ややりがいについて14view

商社に転職して商社マンとしてバリバリ活躍したいと思っています。
現在はメーカー勤務、20代の男です。
自分なりに業界研究などをしていますが、具体的な仕事内容や、商社マンならではのやりがい、魅力などがありましたら、ぜひ教えていただけないでしょうか。
参考にさせて頂きたいので、どうぞよろしくお願いします。

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1件の回答

  1. nskarausi 2017/07/09 21:56

    商社マンの仕事は基本的に営業ですが、製造業の営業や小売業の販売と違って、仕入先と客先の間をつなぐ仕事となります。日本の経済は、品質の良いモノを製造し、それを海外に売っていくことで成長しました。その成長を担っているのが商社マンです。モノを売るだけでなく、国内外の様々なプロジェクトに商社の機能を生かして関与することもあります。

    メーカーなど国内の仕入先訪問や海外の客先訪問など、出張が多いだけでなく、海外転勤もあり得ます。製造業と違って自社の製品というものはありませんが、どこで何が売れるかを探るマーケティング能力や分析力、何もないところに何かを作り出す創造力、コミュニケーション能力が求められる、人間性が生かされる職業です。

    典型的な商社マンの仕事内容は、受注を追うことといえるでしょう。常に新しいビジネスチャンスを探すことが使命であり、その為に市場でアンテナをはって情報を収集し、どこで誰が何を必要としているかを見極める必要があります。海外においては、大型プロジェクトを追うために政府関係者とのパイプを作っておくことも必要で、外交官的な役割を果たすこともあります。

    取引先は、仕入れ先となるメーカーと売り先となる顧客で、どちらとも良好な関係を築く必要があります。仕入先が日本で売り先が海外であれば、仕入先のケアは日本側で、売り先のケアは海外拠点が担当し、商社社内で、仕入先と売り先の間の交渉を代行する形となります。

    仕入先や顧客、海外拠点とのコミュニケーションは、日常的にはメールや電話、ビデオ会議が中心となりますが、受注やプロジェクト達成の為にはFace to faceの面談が重要ですから、何か問題が発生したり交渉の詰めが必要な場合はすぐに出張が発生します。問題がなくても、定期的な客先や仕入先の訪問も大切であり、オフィスよりも外にいる時間の方が多くなりがちです。

    商社マンに求められるのは、情報収集能力、コミュニケーション能力、創造性でしょう。精神的にも肉体的にもタフであることが必要ということで体育会系の人材が好まれることもありますが、必ずしもそれが求められているわけではありません。コミュニケーション能力も、客先の接待が多いから酒が飲めて余興が出来る人が有利、と思われるかもしれませんが、むしろそうした面よりも、海外の人ともうまく付き合える柔軟性や、きめ細かいカスタマーサービス精神の方がビジネスの成功につながることもありますから、女性も活躍できる場です。

    またトレードに関わる商知識や貿易知識だけでなく、ビジネスに関連する財務や法務の基本的な知識も必要となります。
    伝統的に新卒を採用して自社で教育・育成するのが基本でしたが、最近は即戦力となる人材を中途で採用するところも増えています。また従来はゼネラリストを養成することが主体の総合商社も、専門性を求めてメーカー出身者を中途採用することもあります。

    商社マンの魅力は何といっても、グローバル性にあるのではないでしょうか。取引先が日本だけとなる場合もありますが、日本の産業構造自体が海外に依存していますから、商社に勤めて海外に一度も出ないということは、殆どないのではないでしょうか。

    新しい仕入先や新しい顧客を開拓することも仕事の一つですから、新しい人との出会いは他の業界よりも多くなります。人とのコミュニケーションが好きな人には、魅力的でしょう。また海外の文化を仕事を通じて知るチャンスにも恵まれますし、担当業種によっては海外の政府高官や大企業幹部と触れる機会もあります。

    もともと語学は得意でなくても、語学がビジネスに欠かせないことを十分認識している商社では、語学研修制度も整っています。また、語学だけでは有能な商社マンにはなれないことも認識されていますから、素質や専門性により、得意な外国語とは違う言語を話す国に派遣されることもあります。

    資源のない日本が、資源を海外から輸入して産業基盤を作っている陰には、商社の機能があります。穀物の売買や流通、港湾建設、航空宇宙事業など、消費者からは見えにくいところで、関連するメーカーを支えて事業を行うのも商社ですし、発展途上国にプラントや発電所を建設したり、海外の情報を細かいところまでキャッチしているのも、商社です。

    大きなプロジェクトは一人では出来ませんが、チームでプロジェクトを推進したり大型案件受注に向けた作業をしたりなど、大きなものを動かすという醍醐味が味わえます。
    また、受注やプロジェクト達成の為には、人とのコミュニケーションが重要なポイントです。仕事通じて国籍も様々な沢山の人と知り合い、違う国の文化を知り、人脈を広げていくことも、商社マンのやりがいといえます。

    最後に、商社の将来性に関してですが、最近は商社機能をもつメーカーも増え、取引の仲介である単なるトレードにおける商社不要論も出ています。しかし、いくらインターネットが発達しても人の仲介は常に必要であるように、特に日本の製造業はまだ商社を頼ることが殆どです。また商社の機能は単なるトレードではなく、投資事業の発掘もありますし、製造業の企業と一緒に投資することでリスク分散する機能も果たします。
    製造業の海外進出が進んでいますが、海外対応は製造業だけでは出来ません。日本企業の海外進出が続く限り、商社マンの需要は続くでしょう。

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