広告代理店の営業に転職したく、転職活動を行っている者です。
よく、広告代理店の営業は離職率が高いと言われていますが、それは仕事が大変だからでしょうか?
私自身は、広告代理店で働くことが夢だったので離職することなく働きたいのですが、なぜ広告代理店の離職率は高いのでしょう?
理由を教えて下さい。
質問
広告代理店営業の離職率と理由について563view
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1件の回答
広告代理店の業務は多岐にわたりますが、広告主(広告業界ではクライアントと言います)の課題解決を行うことです。新商品のプロモーションなど大きなプロジェクトではテレビ新聞など広告媒体(メディア)での情報発信を行いますが、広告の取り次ぎだけではなく、商品のテレビCMやポスターなどの制作も一手に引き受けます。
そのような大型のプロモーションでは広告主から複数の広告代理店に声がかかり、コンペ形式で1社を決める重要なプレゼンテーションが開催されます。その為、広告代理店には大型案件を受注する為、プランナーと呼ばれるプランニングに特化した広告戦略を考えるプロ、クリエイティブディレクターと呼ばれるグラフィックや映像の表現方法をまかされるいわば制作の総監督、商品を的確な文章表現に仕上げるコピーライターが在籍しています。時には優秀な制作メンバーの実績を買われ、コンペを行わずに指名で大きな案件を受注するケースもあります。プレゼンテーションの際の広告代理店の営業の仕事は主に、プレゼン全体の進行管理、予算算出、クライアントへの情報収集を行います。コンペを勝ち取れば自分の営業実績になりますので当然やる気がみなぎります。
どんなに優秀な営業マンでも一人で出来る事は限られますので、大きな広告代理店の方が優秀な制作スタッフが多く勝率も高くなります。自社の制作部門の限界を感じた中堅の広告代理店の優秀な営業マンの多くが、離職するのはワンランク上の広告会社に行けばもっと大きな仕事ができるし、優秀なメンバーと仕事ができると期待し一度は転職を試みます。待遇面もあるかと思いますが、広告代理店の人間は基本的に向上心がありチャレンジ精神が強いので(たとえ契約社員でも)大手の広告代理店へステップアップを目指します。
私自身も地方都市の中堅広告代理店に在籍していましたが、30代の男性が極端に少ない職場でした。新卒で採用して5年以内に他社の広告代理店に転職するケースがほとんどで、(既に辞めた先輩から引き抜かれるケースもありました)20代と50代が多く、次に40代という、非常にいびつな構造でした。30代の男性社員も居る事は居ましたが、新卒で続いている人は0人で、親会社からの出向や別会社からの転職した人のみでした。転職組も印刷会社やweb会社など、広告代理店の下請けにあたる職種の方ばかりでしたので、彼らにとってはステップアップの場となっていました。
広告代理店はクライアントの要望に応える為に激務で離職率が高いという面もありますが、在籍していて一番感じたことは、向上心があってのステップアップが最も多いのが現状です。