30歳中盤の男性です。
現在大手大型書店の正社員で店長として働いていて、現在の店舗では5年目になります。
現在の店舗で、委託販売による書籍の販売に限界を感じています。
転職して他の商材を扱う小売業か、もしくは自身の店長の経験から自分のお店を持ちたいと考えています。
そこで転職先の候補の一つとして国内最大手のセブンイレブンのフランチャイズオーナー、本部のOFCなどを検討しています。
これから先何年も続ける仕事を考えたときに、10年、20年先に生き残っている小売業界を考えるとコンビニがいいかなと思いましたが、コンビニのオーナーというとよく「休みがない」「儲からない」などネガティブな意見を聞くこともあれば、「一年でレクサスを買った」などと景気の良い話も聞いたりします。
実際にオーナー経営されている方に、どのような経緯でオーナーになったか、現在の働き方、オーナーをしていて一番難しいと感じる点などをお聞きできればと思います。宜しくお願い致します。
質問
小売業からセブンイレブンに転職、起業したい33view
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回答
3件の回答
オーナー業は親族経営が基本だと思うから奥さんともよく相談したほうがいいよ。
自分の周りでは旦那さんがオーナー、奥さんを店長に据えて経営されている方が多いですね。
今の時代じゃバイト募集しても従業員はなかなか集まらないし、店作りに集中する為にも家族の協力は必要不可欠です。
自分が入院したときなどどうしても出られない時は本部に発注その他をお願いする事も出来ますが、基本的に有料です。
「休みがない」「儲からない」どちらも正しいです。
しかしその一方で「休みたい時に休む」「儲かる」オーナーも沢山います。
儲かってるオーナーはいい場所にお店を構えている事はもちろん、人の育て方などしっかりとしています。
良くない例として、近所のオーナーさんは立地が良くて儲かるからと、バイト従業員に任せて遊んでばかりいたらバイトの半数が同時に辞めたなんてこともありました。
後日従業員の家に頭を下げに行って2,3人は戻ってきてくれたそうですが、今でもお店ではあまり見かけません。近所でそういう噂は広がるものなのですから、求人広告を出しても人が来ないようです。
オーナーをするなら、くれぐれも従業員は大事にしてくださいね。
過去、関東地区でOFCをしていた者です。
質問者さんはどちらにお住まいでしょうか?オーナーをご検討されるなら、まずは各地区で開催されている「オーナー説明会」への参加をおすすめします。
説明会は在職中の方も働きながらご検討いただけるように、平日や土日のどちらでも開催していますし、時間帯も午前中や夜間など複数で開催しています。一度説明会に行ったからと言って無理に勧誘されることはないですし、普段からお店を回っているOFCも会場に居るので現場の声を聞けます。
全くの接客未経験者の方から、質問者さんのように販売業のベテランの方まで沢山の方がお話に来るので、気軽に行ってみてはどうでしょう。
ただ、私が言うのもなんですが説明会では景気の良い話ばかりなので、あまり鵜呑みにしないように。
私は東海圏で2店舗経営している50代のオーナーです。
地区の中では古株の方なので、新店舗の話があると質問者さんのように店舗運営を考えている方とよくお話します。参考になればと思い回答させていただきます。
まずサラリーマン上がりの人に多いのですが、みなさん「オーナー」という言葉の響きに少し思い違いをされていることが多いのです。
5店舗など複数のコンビニを経営されていて、各店に信頼の置ける店長を配置されている方は別にして、コンビニの「オーナー」はどちらかと言うと「個人商店の経営者」くらいのものです。
基本的には自ら前線に出て「商売」の出来る人が続けられます。
家にこもって社員に指示だけする、なんてのは続かないので辞めたほうが良いでしょう。
セブンイレブンの平均日販は60万ちょっとですが、本部へのロイヤリティ、人件費、電気光熱費、もろもろの経費を含めると日販70万円位は欲しいところです。
売上は立地で7割決まると言われています。
どんなに丹精込めて店作りをしても、立地が悪ければ人は寄ってくれません。
オープン時に条件が良くても周辺環境の変化や他のお店の出店などで売り上げが大きく左右されるので10年後、20年後を考えて出店に踏み切る必要があります。
一番難しいと感じるのは従業員を育てる事、それを何十年と続けていくことでしょうか。
私のお店には20名弱の従業員がいますが、年齢も職業もバラバラで仕事のできるできないの差があり、1教えれば自分で考えて10出来る人もいれば、10教えても7しか出来ない人もいます。
改善点はいくらでもあるので、常に従業員には仕事を教えるようにしています。
そうして10年以上勤務していて重要な仕事を任せられる主婦さんが居たのですが、旦那さんの転勤で辞めてしまいました。
辞められると、また新しく人を雇ってレジ研修から発注分担の見直し、細かいルールなど教えていかなければなりません。
従業員教育はお店を続ける限り尽きない課題です。
また、従業員同士のトラブルもよく起こるので悩みの種です。
基本的には2人一組でシフトに入ってもらうので、一緒に組む人によって仕事の分量が変わってしまうためです。マイペースな人と気性の荒い人同士だとすぐ喧嘩をしたり、とはいえ、シフトを自由に組める人ばかりではないので、色々気を使います。
中型店舗で10数名が同時に勤務しているような職場では起こらない揉め事も、二人きりだとなぜか起きてしまうんですよね。一度主婦さん同士で掴み合いの喧嘩をするようなこともありました。
私のオーナーとしての一日のスケジュールですが、基本的には毎日お店に行きます。
色々な働き方を探しましたが、今は朝8時~13時、夜21時~23時の時間帯には必ずお店に居て、全従業員の顔を見るようにしています。
朝は本点検、11時締めの発注確認、早朝(6時から9時)、朝(9時から13時)、昼勤(13時から17時)の従業員と顔合わせ、発注の確認。
夜は21時に来て夕勤(17時から22時)、深夜勤(22時から6時)の従業員と発注や、翌日の販促確認。
セブンイレブンフェアの時や近所でお祭りがあるときなど客足が増えるときはまる一日居たりしますが、平常時はこんな感じで働いています。
お休みに関しては初めて5年くらいは2連休以上のお休みは、ほぼなかったですね。
今では従業員の方の協力で年に1,2回温泉旅行等に出掛けさせて頂いてます。
近所の人にはそんなに毎日働いて疲れない?と言われますが、自分のお店なので苦じゃないですね。親戚が昔個人商店を経営していたのもあり、自分も個人でお店を持ちたいと思った時期もありました。ですが、やはりセブンイレブングループに居る意味は大きいです。
毎週何十種類と入れ替わる新商品、季節に合わせた販促など個人では到底出来ません。
個人の商店が淘汰されるのも仕方ないと思っています。
オーナーの仕事自体は特別なものではなく、誰にでも出来ることですが、それを何十年と続けていくことは大変です。
この仕事で飯を食っていくんだ!という大きな覚悟で挑んでください。