システムエンジニアをしています。世の中ではブラック企業とかいろいろ叫ばれているけれども、私が働いている職場もブラック企業にあてはまると思います。でも、同じフロアで働く同僚たちはどう感じているのか全くわからず、会社の不平不満すら言いません。それどころか、休む人も少ないです。最近では、何だかあれこれと色々考えている私が社会人として失格で、甘えているのかと感じるようにもなってきました。周囲を見渡すと不平不満を感じている私自身がそもそもシステムエンジニアに向いていないのかとさえ思うようになっています。大学を卒業して2年が経ちますが、職場に馴染めていないとも感じています。
エンジニアを辞めたい理由として考えられること
・不規則な時間の仕事が多い
・プライベートの時間がほとんどない
・休む人が少ない、上司はほとんど休まないので、有給申請を出しにくい
・本音で話せる同僚がいない
・孤独感を感じる
そもそもじっくり話せる同僚がいません。たまに話すとしても本当にたわいもないことばかりで、本音で話せることもないので、愚痴るとかも今はあり得ない印象です。やはり同じ職場の環境を知っている人の中で話せる相手がいないので不満がたまる一方なのです。
そして、独身者を中心に、休日出勤がある、夜間業務があるので、学生の頃からの友達とは休みが合わないことが多く、飲みや遊びに誘われても断るばかりです。以前であれば、会社には話せる人はいなくても、友達がいると思って、電話をしたり、LINEをしたりしていましたが、なかなか話が合わなくなっています。最近では友達と一緒にいても孤独を感じています。気のせいなのかもしれませんが、この頃は友達からの誘いすら減った気さえしていました。そんなある日、ある友達と偶然会ったときに「仕事、忙しいんだって?」という言葉から始まり、どうせ仕事で来られないだろうから…と勝手に遊びのメンバーからも外されていることを知りました。このままではどこにいても1人になりそうで不安ばかりが募ります。
システムエンジニアとしての仕事に誇りをもっているとか、仕事が好きとか全くありません。兄弟が多く、賑やかな環境で育ったこと、小さい頃からサッカーをしていてみんなとワイワイしながら中学から大学まで群れて遊ぶことが大好きなので、1日中静かに黙々とした環境が合わないことはわかっていました。
就活のときに、社員の平均勤続年数が長かったので、職場の環境が良いのだと勝手に思い込んだ私自身にも落ち度があったのかもしれません。どうみても職場の人は私とは違うタイプの人たちだと思えてなりません。
給料は学生時代からの友達と比べると十分もらえているので、給与面での不満は一切ありません。ただ、給与明細をみるたびにプライベートがその分犠牲になっていると思う気持ちが強くなるだけで、仕事を頑張ったとか、もっと頑張ろう、評価されているという気持ちにはどうしてもなれません。
この頃は愚痴れるのは母親だけで、母親から私の近況が父親にも伝わっているようで「これだけの給料をもらえる仕事は今時それほどないから多少のことは我慢しなさい」と両親に諭され、しかも会社を辞めること、システムエンジニアから転職することを止められるようになっています。
個々の価値観が違うのか、それとも私がまだ若く現実の厳しさをわかっていないのか、父からは特に「男だろ、大人だろ、いつまで学生気分だ、世間知らずすぎるぞ、甘い!」と叱責されます。
実際に、似たような環境でシステムエンジニアをしていて孤独を感じたとか、置かれている職場環境に疑問を感じたとかいった理由でシステムエンジニアから転職した人のアドバイスをいただきたいです。
社会とはそんなものです!といった言葉でもいいです。どうしても両親の言葉は素直に耳に入りません。第三者の方々から「甘い」と言われれば、これが社会だと納得しようかとも思います。しかし、とにかく孤独感には耐えられません。どうしたらいいのでしょう。
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OKIソフトウェアでシステムエンジニアとして7年勤務していました。現在は中学で技術科目の教師をして5年が経ちます。
私が一流大企業の傘下にあるソフトウェアのシステムエンジニアから中学校教師に転職した理由を当時のことを振り返りながらお話したいと思います。
まず、男である私は高校時代にはこれといって特にやりたいことがなかったので、大学では工学部に行けば就職はなんとかなるであろうという気持ちがありました。子どもの頃からパソコンに触れる機会が多く、パソコンには親しみがあったので、工学部の中でも情報系を扱う学科を選んで進学しました。
学科の特性から、就職先にはソフトウェアを取り扱う会社が多く、多くの人がシステムエンジニアとなっていきました。私は将来の保険として、中学技術の教員資格も合わせて取得しておきました。
大学卒業後、私は数あるソフトウェア会社から一流大企業の傘下にあるソフトウェア会社を選んだのはネイムバリューのある一流大企業の傘下ということも魅力の1つでした。
実際に入社してからは、初期はプログラマーとして所属する組織のシステムを覚えていき、1年から2年程度でシステムエンジニアとして依頼のあった企業へ出向し、システム移管、システム開発といった業務を始めました。データ移行、システム移行などはユーザーさんがシステムを利用しない休日をメインに作業を行うため、長期休暇の出社は日常でした。その中でも、銀行系、スマホ系などヘビーユーザーのいるシステム開発やシステム移管、データ移行では細心の注意が必要でした。
実際に些細なミスが大きなトラブルを招くことになるので、システムエンジニアとして相当な責任が伴います。
実際に、初期のNTTドコモのシステム開発に携わったときには、忙しさのあまりほとんど話すこともなく、ただただ自宅と会社の往復で、ミスしたらどうしよう、全国規模で大混乱になるというストレスを一人で抱えていました。ある日の帰宅途中で、その日にユーザーに提供したシステムにバグ(障害)があったかもしれない…と急に不安な気持ちになり、何故か、電車に飛び込もうとした記憶もあります。おそらくあまりの忙しさと人間らしい生活が送れていなかったこと、相当のストレスから精神的にまいっていたのだと思います。一瞬魔が差したのですがすぐに我に返り、会社に戻って確認作業をしたこともあります。この時は本当に一人で戦っている…そんな気持ちと同時に私にも孤独感はありました。
就職活動中には結婚とか、家庭を持つとか、そういう気持ちはまだなかったので、本格的にシステムエンジニアになってから仕事がもっと忙しくなり、収入もさらに上がっていきました。私は20代前半の時点ではシステム屋はこんなもんだろう…と思って、特に大きな疑問も抱いていませんでした。
しかし、結婚という話がでてきて急に色々な思い、問題が噴出してきたのです。
学生時代から付き合っている彼女(今の妻)と社会人になってからというもののなかなか会えない日々が続いていました。彼女とは同じ歳で、彼女は25歳という年齢を一定の節目と考えていたようで「別れるか、結婚するか」のどちらかにして欲しいと突然切り出されました。
これといって別れる理由もなかったので、彼女とは結婚することに決めました。ところが、いざ結婚の準備となっても、やはり仕事が忙しく、同僚がなかなか休みをとれない状況である中で、結婚の準備があるのでお休みしたいとは言えず、結婚の準備も彼女任せになっていました。そんな状況でありながら彼女は不平不満を一切言わなかったので、申し訳ない気持ちがありながらも無事に結婚式を挙げられました。
しかし、まもなく他社への出向が命じられ、長期出張の業務に関わることになりました。幸い、子どもがすぐにできたものの、初めての妊娠生活でもそばにいてやれず、出産も立ち会ってあげることもできませんでした。「仕事だから仕方がない」妻の一言で現実を受け入れずに過ごしていました。
月曜から金曜の長期出張がしばらく続く中、なかなか会えない娘は日々成長して、寝返りをうった、ハイハイを始めた、つかまり立ちができた、離乳食を食べた、言葉を発した、気がつくとすべてが妻からのメールや電話での報告でした。いつの頃からか、父親として我が子の成長にも立ち会えていないと感じるようになりました。
そして決定的だったことが、いつものように土日を家で過ごし月曜の朝、出張に行こうと玄関に行くと、娘から「また来てね」と言われショックな気分を味わいました。
娘にとっては父親なのか、それとも、たまに家に来るおじさんなのではないかと不安になってきました。たまに娘に会うのだから嫌われたくない、そんな一心で娘に注意もできない、お金を稼ぐこと以外で、父親としての役割が果たせているのか、今後もこのままの生活が続くのか色々と考えるようになりました。
さすがにこのままではいけないと思い始めました。
システムエンジニアという仕事は、仕事のキリがついてから…という日がなかなか来ないこともわかっていたので、思い切って、妻に「システムエンジニアを辞めようと思う」と切り出しました。さすがに驚いてはいましたが、母子家庭のような日々を疑問に思いながらも受け入れていたことを初めて知りました。そして、システムエンジニア以外にできることは何か?と考えたときに、中学の技術教師という職業が浮かんだのです。
中学教師となった今は子どもを保育園に預けてから学校へ通う毎日です。夜も毎日帰宅できるので、子どもをお風呂に入れる、寝かしつけることは僕の日課となっています。
確かに個々の価値観が違いますのでご両親の仰っていることも理解できます。しかし、仕事をするのはご両親ではありません。相談者さまは、まだ若いのでやり直しもできるはずです。
私も、システムエンジニアを辞めて収入が減ったことは否めませんが、家族で過ごせることには替えられないと思っています。子どもと過ごせなかった時間が取り戻せるわけではありませんが、システムエンジ二アを辞めたからこそ今の幸せな生活があると感じています。
相当に大きな孤独を抱えていると感じます。実際に職場にもたくさん相談者さまのような人をみてきました。身体を壊してしまった人、他人と上手くコミュニケーションが取れなくなった人、さまざまいます。
「あなた甘いですよ」とは決して言えません。なぜなら、会社を休まずに業務をこなしていることが分かるからです。給与がそれなりに支払われているのがその証拠ではありませんか。
私はシステムエンジニアから別の仕事に転職しても構わないと思います。もっと相応しい場所があると相談内容から感じました。