宅配ドライバーとして働いている26歳の男性です。
リサイクル業界に興味があり、古紙問屋の回収ドライバーの仕事に転職しようかと思っています。
でも、回収ドライバーの仕事をしている人が周りにいないので、仕事に関する実態が分かりません。
現役の方や、以前勤務した経験がある方、古紙回収ドライバーの仕事内容を教えてください。
質問
古紙問屋の回収ドライバーの仕事内容を教えてください。307view
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回答
1件の回答
古紙問屋、古紙の回収ドライバーといっても中々想像しにくいと思いますので、まず、この業界について説明させて頂きたいと思います。
皆さんが日常で使われているトイレットペーパーや、ボックスティッシュはほぼリサイクルされた段ボールや雑誌等から出来ています。古紙問屋と言う物は廃棄になった古紙を日本の製紙会社に売ったり、海外の製紙会社に売ったりして商売をしています。そこのつなぎ役になるのが古紙問屋です。
さて、一般家庭では日常で廃棄になる段ボール、読み終わった雑誌、毎日読む新聞など身近に古紙と言われる物があります。使用済みの古紙は市区町村の決められた日に外に出し回収車両が回収に来ます。回収された古紙は市区町村と契約している古紙問屋に運ばれて出荷されていきます。
一般家庭ではそのような形で決められた日に無料で回収をしてもらえるので問題なく済みます。しかし、企業などでは自分たちで回収してくれる業者を探す必要があります。
例えば、スーパーでは梱包に段ボールが使用されている割合が高い為に毎日かなりの段ボールが出ます。そこで回収しに行く仕事が古紙回収のドライバーです。
毎日古紙回収ドライバーは決められた店舗を順番に効率よく回収を行います。企業からの要望などにも対応していかなければなりませんので、ただ運転が出来るだけでは勤まりません。企業の担当者の方と打ち合わせをしたりとある意味営業を兼ねているのかも知れません。
回収先に着いたら塵介車と呼ばれる世間で言うゴミ収集車で回収を行います。1件での所要時間は概ね10分から量によっては1時間ぐらい回収を行っている場合もあります。
その後、決められた企業での回収が終わると、集めた古紙を古紙問屋に持ち込みその後国内、海外に出荷されていきます。
この作業を毎日行うのが古紙回収ドライバーです。
一見簡単そうに見えますが一番重要なのは体力です。この業界は世間の認知度があまり無い為か、若年層の入社が中々ありません。今後はこの業界の認知度が上がりさらにリサイクル意識が向上すれば、古紙回収ドライバーも認知されていくのかと思われます。
最後に、段ボール等古紙は企業から見れば使用済みの物はゴミにしかなりませんが、しかし古紙問屋からしたらある意味宝の山なのかも知れません。
なので、古紙の量がたくさん出る企業に対しては古紙問屋からお金を払い回収させてもらっている場合もあります。金額は少量ですが、ゴミとなるべきものがお金を頂けるなんてと喜ばれる場合もあります。その結果企業の分別意識が高まり、社員のリサイクル意識にもつながります。
住みよい日本を作っていく仕事が古紙回収ドライバーです。