デザイン系の専門学校を卒業し、現在はPOP制作を担当しています。制作デザイナーという肩書きがついていますが、オペレーションシステムのようなものがあり、本社の一部のデザイナー(これが私です)がフォーマットを制作し、それを配信。ダウンロードしたフォーマットに、西部・そごう各店舗に常駐する地方スタッフが原稿にあわせてテキストを入力し、レイアウトするような仕事です。
売り場から提供された商品画像などのトリミングや、簡単な修正などはしますが、大幅な修正は別料金が発生するため、書類を起こさないといけない手間があります。
そもそも、フォーマットのデザインといっても、季節に合わせたキャッチの部分といいますか、ヘッダー部分を制作しているだけなので、「初夏のおすすめ」というタイトルに紫陽花のイラストを簡単に載せたり、「土用丑の日」なんていうタイトルを、それっぽいカラーリングにしてうなぎのイラスト乗せたり、そういったものが全店に配信されていくのですが、中身を見やすいフォントや、メリハリをつけたレイアウトに変更する作業は別のスタッフが行うため、完成形を見ることが少ないのです。
さらに、毎日値段が変動するような食品売り場では、売り場のスタッフさんが自作できる機械も導入されています。フォーマットがいくつか限定で入っており、値書きと言われる商品の値段が打ち込まれるスペースもあらかじめ決まっていて、数字を入れ込めば自動で出力されるという仕組みです。
言い方は悪いですが、素人でも制作できるシステムというわけです。
先日、最寄りの店舗で私が作ったデザインのPOPを発見しましたが、比率をいじったようで出力されたイラストがぐにゃりと横に伸びていました。また、推奨されているフォントではないものでコメントも書かれており、インパクトはありましたが読みにくく、字が詰まっていて見た目にも良いとはいえないものばかりでした。
これは自社から派遣されているスタッフが行ったものなのか、取引先の百貨店スタッフが行ったものなのか、はっきりとはわかりません。
気になって、ほかの店舗にも足を伸ばしてみましたが、どこも同じようにアレンジされており、素人感満載の仕上がりにがっかりしました。
打ち込むだけで、どこの店舗でも同一のクオリティが出せる。お客様にも見やすく、わかりやすい案内を出し、統一感を出すために、このやり方を導入しているはずなのに、どこの店舗も私の思い描く理想のPOPとはかけ離れていました。
通常、売り場へは営業担当がいき、POPの制作についてのガイドラインも営業を通して説明が行われます。
私は、自分が作ったデザインが思惑とは違うかたちで世に出ていることがショックでなりません。そのことを営業に伝えましたが、自分たちからも何度も注意しているが、売り場が勝手にやっていることなので改善するのは難しいという話でした。
POPのデザイン自体は楽しく、この先も続けていきたい仕事です。ただ、フォーマットを制作して中身をほかの人が作るような流れではなく、すべて自分で制作したものをそのまま掲出してほしいという思いが強くなってきました。
元々は、広告関係でデザインの仕事がちょっとでもできればいいな、程度の知識で入社した会社ですが、自分のデザインが少しでも売り上げに貢献できればいいな、という気持ちで日々働いています。
これはこういうもの、と思ってきましたが、すべてを自分で制作できる会社もありますよね。同じようなお仕事をされている方はいらっしゃいますか?
できれば、POP制作デザイナーとして活躍できる会社に転職したいです。
- 転職ステーション
- 広告・出版・デザイン系職種
- グラフィックデザイナー
- みんなのQ&A
- 西部・そごうのPOP制作担当ですが、別の会社に転職したい
質問
西部・そごうのPOP制作担当ですが、別の会社に転職したい61view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
4件の回答
POPのデザインに限って、お仕事をされたいのでしょうか。デザイン系の学校を卒業されていて、ある程度の知識とスキルがあるのであれば、POPにこだわらずに、もっと自由にデザインできるお仕事にも視野を広げてみたら、面白いかもしれませんよ。商品のパッケージのデザインですとか、書籍のカバーデザインとかも面白そうですよね。そういう才能をお持ちのかたに、憧れます。ですが、POP制作をされているかたのお仕事ぶりについては、考えたことがありませんでした。お買い物に行った際には、気をつけて見てみようと思いました。
同じ百貨店でも、地方のとか、1つしかない百貨店とかだったら自由が利きそう。
百貨店だとお上品な感じのシンプルデザインが多いかな。アパレル系とか食品系とか、いろいろジャンルによって、求められるデザインが変わるのかなあ。
そうすると得意ジャンルじゃないと、また転職しても悩みそうだよね。
子ども服のPOP制作を担当していたことがあるけど、やっぱりイメージカラーとか、そこの会社のコーポレートカラーを使わなきゃいけないとかで結構縛りがあって、そんなに自由にできなかった気がする。気になる会社は、1回視察したほうがいいね。売り場の雰囲気で、自分のデザインと相性がどうかってのを見極めてから、転職活動したほうがいいと思う。
マルイでもPOP制作のスタッフ募集を見たことがありますよー。ちょっと受けようか迷ってたんですけど、通勤時間の関係で断念しました。
うちの会社どうですか(笑)
うちは販促の会社ですが、同じく百貨店系の店舗に配属されて専任スタッフが常駐勤務するので、まるごとPOPを請け負っていますよ。POPのほかに、販促ツールのレンタルとか、ノベルティグッズの販売とかもあるので、デザイナー1本というより、営業もしなくてはならず、話ベタな人にはきついのと、制作に集中できないという慌ただしさはありますが。
ただ、各部門のスタッフさんが書いてきた原稿をPOPのセオリーに落とし込んで、デザインも含めすべて自分で作ることはできます。しかも大型の印刷機も入っているので、本来は別の業者に発注してしまう大型出力のポスターも、デザインから出力、掲出まですべて1人で担当することが可能です。
やりがいというか、達成感という意味ではいいのかもしれません。
でも、小さな名刺サイズからB1サイズなどの大きな用紙も同様に扱うので、納期などの優先順位が難しいです。
短時間で制作できるものが集中している時は仕事後の予定も立てやすいですが、大型出力のものが多い週は出力時間だけで大幅に時間がかかるので、残業もかさみます。
また、クライアントさんが無茶ぶりをしてくることも多い。これは本当に多いです。
担当者は緊急案件を平気で投げ込んできます。「なるはや」という便利な言葉を多用しますが、結局のところ自分の案件を最優先させてほしいので、かなり催促してきます。
何でも引き受けると、スケジュール通りに原稿を出してくれた人に迷惑をかけてしまうので、ルール違反の人に対しての、そういう駆け引きという名の調整をするのが非常に疲れます。そして、そういう駆け引きをしている間に作業時間がどんどん奪われていきます。
すべての責任は自分の能力次第にかかってくるのでプレッシャーはありますが、自分さえ納得できていればいいのかなと思っています。
あと、百貨店に限らずかもですが、売り場の人ってとにかく派手にしがちですよね。目立てばいいと思ってるのかもしれないけど、POPって結局商品のおまけですからね。補足してるだけなんですよね。控えめだけど、短時間でぐっと商品価値を伝えられる訴求力が求められるんですよね。そこらへんがどうも伝わらないですよね。
あと、写真を入れたがる。本物の商品が隣にあるのに、さらに商品写真を載せようとするんですよね。不思議ですよね。