インフラエンジニアとして勤務をするようになって、今年で5年になります。私の会社は、インフラエンジニアを会社員として抱え、お客様先に常駐させて仕事を行い報酬を得るビジネスを行っています。
私は第二新卒として今の会社に入社し、それからずっとインフラエンジニアの道を歩んできました。初めは、夜勤がメインとなるシステム監視の仕事から始まり、複数のシステムを運用するプロジェクトに参画したり、お客様先の情報システム部門へ派遣として入り、社員さんと同じようにベンダーコントロールなどを行ったりするなど、勤務年数を重ねるごとにシステム構築・運用の中でも、上流の仕事に携わることができるようになりました。
そして現在は、ITベンダー企業の中に入り込み、ITベンダーのお客様に向けた営業資料の作成や新たなサービスに関する説明会の実施、さらには注目度が高くなっているセキュリティに関するサービスの報告資料を作成するなど、主にITベンダー企業の広報的な仕事を担っています。
そんな業務を行っている中で、インフラエンジニアとしてのキャリアに疑問を持つようになりました。確かにインフラ分野の需要は、ITのさらなる普及により高くなってくることは明白ですが、技術レベルが低い作業も多くあり、なかなか会社とお客様間で契約する人月単価が上がっていかないという実情があります。
一方、技術レベルが高く、今後の需要も増えてくることがかなり期待されるセキュリティの分野に興味を持つようになりました。ビックデータやIoTなど仕組み自体が注目されがちですが、その背後にはセキュリティの確保やセキュリティを守る体制の確立が、仕組み導入の大前提となります。今後、IT戦略部門にとってセキュリティに対する施策は切っても切れない関係になるはずです。
そして私は、ITセキュリティの興味や志向がだんだん強くなり、とうとうITセキュリティの資格の1つである「情報セキュリティスペシャリスト」を受験し、1回目で無事に合格することができました。ただ、今の会社のお客様でこの資格を有効活用できるような案件には、なかなかお目にかかることができないようです。
そのため、セキュリティを強みとする企業への転職を考えるようになりました。
私のこのキャリアで転職は成功するでしょうか?アドバイスをお願いします。
- 転職ステーション
- IT・コンピュータ・ゲーム系職種
- インフラエンジニア
- みんなのQ&A
- インフラエンジニアからセキュリティを武器としたエンジニアへ転職したい
質問
インフラエンジニアからセキュリティを武器としたエンジニアへ転職したい41view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
4件の回答
インフラエンジニアとしてのキャリアは充実しているように見えますが、セキュリティに関する経験は非常に少ないと感じました。資格を取得していたとしても、それは知識として理解しているだけで、実際の現場で使える保証にはなりません。知識と実践では雲泥の差があります。
セキュリティに関する仕事が無いように見受けられますが、ずっとアピールしていけば、1つや2つは仕事が出てくるはずです。意気込みとしては、業務外の時間を使って仕事をしてもいい、とにかくセキュリティに関する仕事をやらせてくれというくらいの勢いが必要ですね。
そこで実際にセキュリティの仕事に関する経験を積むことができれば、その経験をアピールすることによって、経験が無い段階よりもいい条件で転職できると思いますよ。
今すぐに転職をしてセキュリティ分野を極めるべきです。今の仕事を続けていても、セキュリティ案件は少ないようですし、セキュリティに関しては教育体制も脆弱なものと推察します。一方、セキュリティに特化した会社では案件の量も違いますし、何といってもセキュリティに関する教育体制の厚さが違うでしょう。
セキュリティ関連の資格に対して特別手当を出している会社もあるでしょう。インフラエンジニアとして働いている時間がもったいないです。今すぐに転職活動を開始して、より付加価値の高いエンジニアになってください。
あなたの経歴を拝見して、とても優秀なエンジニアなんだなと良くわかりました。その経験を全面に出していけば、セキュリティを強みとする会社への転職はうまくいくでしょう。
ただ、もう1つやりがいを感じられる道があります。それは、今の会社でセキュリティ分野の先駆けとしていろんな施策を企画して実行し成果を挙げて、会社を引っ張っていく存在になることです。
私もインフラエンジニアなのですが、私を例に挙げてお話しますね。
今では当たり前となったパブリッククラウドの導入ですが、約5,6年前はパブリッククラウドに関する技術を持っているエンジニアが少なく、そこがチャンスと捉えて私の会社で重点的に取り組んでいく分野となりました。そんな未知の分野の特攻隊長となり、誰も知らない、通ったことも無い道を切り拓いていく役割を担うことになりました。
インフラに関する技術や経験は、他のインフラエンジニアよりもあると自負していましたが、パブリッククラウドではITの仕組みの考え方が違うため、これまでの常識が通用しにくいものでした。
その常識を柔軟に吸収することは当然ですが、他にもミッションがありました。それが、会社の先駆けの存在として、会社全体へのパブリッククラウドの技術普及、新たな案件の発掘、パブリッククラウドのパートナー企業とのアライアンス構築など、インフラエンジニアの動きというよりかは、営業やマネージャーに近い動きを求められるようになりました。
そして、いろいろな壁にぶち当たりました。新たな案件を見つけてきたのはいいのですが、お客様への見積もりの出し方、費用の算出方法など、これまでやってこなかったことをイチから築きあげないといけない状況になりました。
その時は、残業時間も案件の難易度とともに膨れ上がり、家族にも大きな負担をかけました。それでも、その時に得た「何も無いところから作り出す力」は、どんな仕事に配属されたとしても、今では応用・活用ができる大きな武器になっています。
すぐ近くの未来だけを見るのではなく、数年後の先を見通した時、あなたは何を得ていたいですか?どんな姿になっていたいですか?そこから答えが自ずと見えてくるのではないでしょうか。よく検討して将来の道を選んでください。
質問文からあなたが真面目に仕事に向き合い、様々な知識や経験を積んできたことがよくわかります。そして、難関資格と言われている情報セキュリティスペシャリストに合格してしまうほど、勤勉で優秀なことも想像できます。
インフラエンジニアとして長年勤務して得た知識や経験、資格は必ずセキュリティ分野にも応用できるはずです。セキュリティの土台はインフラの知識で成り立っていると言っても過言ではありません。あなたの意欲、やる気があればセキュリティ分野への企業の転職は成功すると思います。今の調子でこのまま進んで行ってください。
1つ心配なことは、ここまで真面目な方なので、きっぱりと退職の意思を会社に伝えることができるかどうかというところです。会社はあなたのような優秀なインフラエンジニアを簡単に手放すことはしないでしょう。きっと社長も登場してきて、長時間の説得作業があなたを待ち受けているかもしれません。そして、その面談の時に社長が直接、あなたがこれから歩もうとする道を否定することもあるでしょう。
その時大事にしてほしい考え方があります。それが「あなたがどう考えるか」ということです。
あなたの周囲の人は何とでも言うでしょう。その発言を受けて、「あの人がこのように言ったから」と考えを変えるのではなく、「私はこうしたい」と自分軸で考えてください。そうすることによって、あなたを中心とした考えで前へ進むことができるでしょう。この考え方はぜひ頭の片隅にでも置いておいてください。