自動車が好きで、整備士になるために整備士見習いから始めたいと思っています。
自動車整備士見習いとはどんな仕事をするのでしょうか?資格はありませんが、整備に携わることはできるのですか?
また、自動車整備士や整備士見習いのメリットとデメリットについても教えていただけると参考になります。よろしくお願いします。
質問
自動車整備士見習いの仕事とは?メリット、デメリットは?105view
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回答
1件の回答
自動車整備工場で整備士見習いをしていました。この仕事内容は、未経験であれば大体1年は洗車や車内清掃がメインとなります。1日に洗車や清掃をする台数は限られているので、出来るだけ早くその日やらなければならない洗車や清掃を終わらせて、上司の仕事(車検・修理)を手伝いながら勉強をするといった流れになります。
整備士という仕事は自動車が好きでなければ務まらない仕事です。この仕事をする上でのメリットは、様々な車種の自動車を見たり乗ることが出来ます。稀に、すごく珍しい車種、高級車、パトカーなど普段は乗れないような自動車に乗ることが出来ます。また自動車メーカーによって車の構造に違いがあるので、どういった意図で構造を他と変えているのかを考えることも楽しいです。
また、異音がするといった場合でも構造を知ることで、今すぐ処置が必要なのかしばらくそのままにしていても大丈夫なものかの判断も出来ます。構造を見てどういった作りになっているのかを考えるため観察力が優れ、自動車以外の「モノ」でもある程度は直せるようになります。同時に手先も器用になるので、精密な作業を必要とする様々な日常生活でも役立ちます。
この仕事をする上でのデメリットは、重労働や長時間労働でも低賃金であることです。労働基準が厳しくなってきていますが、自動車の修理には時間が必要なため人件費も掛かりますし、工場の経費というのはとても大きいです。残業をたくさんしていてもまともに残業代が付くところは珍しいといった現状です。また、常に工場内には粉塵が飛んでおり肌荒れや髪がぎしぎしになったり、咳が止まらなくなりました。
基本的に作業中は、軍手やゴム手袋を履いて作業しますが指先もにオイルが付けば綺麗さっぱり取れることはありません。オイルは軍手を浸透してきますし、ゴム手袋はすぐ破けてしまうため手についてしまいます。ゴム手袋の上から軍手をはめて作業している人も多いですが、手先の感覚が重要な作業ではやはり邪魔になってしまうため手袋は脱いでしまいます。
また、冬は廃油ストーブなどを使用しますが広い工場の隅々まで温まることはありません。1日中外に出たり入ったりを繰り返したり、シャッターを開け閉めするので身体の弱い方は、すぐに体調を崩してしまうと思います。
整備士という仕事は、自動車が好きでなければ務まらない仕事となりますが、自動車が好きな人からすると、たくさんのデメリットがあってもメリットの方が上回ります。