飲食店を運営する会社の人事・労務担当者への転職を考えています。
飲食業界はアルバイトやパート社員が多く、入れ替わりが激しい印象ですので人事労務担当者は忙しいと思いますが、やりがいがあるのではないかと思います。
この業界の人事・労務担当者のメリットとデメリットを教えてください。
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回答
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人事の仕事とは、従業員採用や退職業務、社会保険・労務管理業務、給与計算、教育や研修業務など人に関する業務になります。飲食店になりますと、これに衛生管理の仕事も加わります。
企業の規模にもよるとは思いますが、飲食店の場合、正規雇用社員より短時間のパートタイム社員の比率が多い傾向があり、自分のいた会社も同様でした。長く働いて頂ける方ももちろん大勢いましたが、急に退職されるパートタイム社員の頻度が高く、慌てることがありました。退職者が出れば人の補充が必要ですので、求人広告を出す、採用し慣れてきたころその従業員が退職してしまい、再度求人広告を出すといった様に人の出入りが頻繁な職場でした。
おかけで、採用や退職に関する書類を作成することが数多くありましたので、採用や退職関係の書類作成に慣れるのは早かったです。ただ採用にしても退職にしても社会保険に関する書類は提出期限が短いため、数人がいっぺんに退職となると、残業して作業せざるを得ないこともありました。
例えばパートタイム社員の方が雇用保険加者であれば、離職票の作成や仕上げるに為には12か月分の賃金台帳やタイムカードなどの添付書類を用意を短期間で用意しなければなりません。そういった場合に常に対応出来るように、タイムカードや賃金台はすぐに取り出せるように整理しておく必要がありました。その上誤りがあれば、退職された社員の方にも役所にも迷惑がかかりますので、慎重さとスピードを求められる仕事でした。
また飲食店ですと火や刃物を使う職場でもありましので、小さな怪我は時折あり、労災保険の支給申請は役所への報告など、早急に対応が必要な場面もありました。
それに加えて食品を扱う職場のため、職場環境としては決して良いものではなく、夏の暑さや冬の寒さの改善など従業員の健康と共に衛生管理も求められました。
このような緊張を強いられるような場面もありましたが、社会保険や労務関係の知識を深く得られることができたのは、社会人とししてはこの上ないメリットです。
労務関係の講習会にも出て、労働基準法や法改正の勉強ができるのは人事労務という仕事に従事していからかこそ、得られたものです。
従業員数の少ない職場でしたので、給与計算業務、年末調整業務に携わり、源泉徴収税の仕組みや人事労務全般の業務を経験することが出来ました。
さらに、職場の必要な衛生管理士の資格を取得することも出来たことも大きなメリットです。
人が関係する仕事ですから、相手の立場に立った柔軟な対応をする大変さがありますが、人事労務業務で得た知識はこれからの社会人生活では大きなメリットとなっています。