空港を利用する際、外貨両替所をよく利用します。
職員を募集していたので気になっています。
外貨両替所の仕事の業務内容や、仕事上の注意点を教えてください。
質問
空港の外貨両替所店員の仕事について113view
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回答
1件の回答
空港での外貨両替所の仕事内容について、紹介いたします。
主な仕事は、旅行や出張のお客様から「いくら分の現金をどの通貨に両替えするか」を聞き、お客様の希望に合わせて両替えする仕事です。例えば、お客様が「今からハワイに行くのでアメリカドルを5万円分両替えしてほしい。」と言われたら、スタッフは機械で計算し、お客様の予算になるべく近い金額を提案します。そこで、為替レートには小数点があるので5万円分ぴったりにはならない旨を説明し、お客様が納得したら取引します。また、逆のパターンで、お客様から「アメリカドル500ドルを日本円にしてほしい。」と言われるときもあります。そのときは、偽造券(偽札)が持ち込まれていないかを確認するため、鑑定機や偽造券を鑑定する機械で正しいお金であることを確認してから両替えします。
空港には両替所がたくさんあり、店舗によって取り扱っている通貨が違います。そのため、自分の店舗の通貨は必ず全て覚えなければなりません。しかし、これは毎日いろいろな種類の通貨を触るので、働いていると覚えてきます。ただ、もうひとつ通貨に関して覚えなければならないことは、どの国が何の通貨を使っているかということです。例えば、アメリカドルや韓国ウォンなどは国名と通貨をセットで覚えたらいいので簡単です。しかし、ユーロに関しては、ヨーロッパ全体がユーロを使っているわけではないので、どこの国がユーロ使用国で、どこの国が独自の通貨を使っているかも全て覚えなければいけません。
ここまでは、毎日外国のお金に触ることができ楽しそうで華やかに聞こえますが、外貨両替に関して非常に大変なことは、常に細かい責任がつきまといます。お金を扱う仕事のため、怪しい人が来る可能性もあり、本当に取引してもいい人か見分ける必要があります。そこで、マネーロンダリング(資金洗浄)などの知識も必要となってきます。旅行で両替えをしに来たお客様なら、そんなに金額が大きくありませんが、100万円以上の両替えをするお客様もいます。そうなると、大金に対する責任、お客様の個人情報に対する責任、マネーロンダリングに関わっていないかなど、ひとつの取引に関して、様々なことを考えなければなりません。通貨を覚えるだけではこの仕事は務まりません。さらに細かいところでいえば、不正ができないように使わないパソコンは常にロックをかけたり、カギを持つときは、どのカギを誰が持っているかが分かるように記録しなければなりません。
このように、外貨両替ひとつとっても、やること覚えることが非常に多い仕事です。