放射線技師の資格を取得して病院に勤務したいと思っているのですが、病院勤務の放射線技師のメリットと、デメリットは何ですか?
職場選びの参考にしたいので、教えてほしいです。
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病院勤務の放射線技師のメリット、デメリットは?638view
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1件の回答
診療放射線技師は主に病院やクリニックなどで画像診断に関わる様々な機器の操作を行うことを生業としています。就業には国家資格が必要で、大学で4年間の専門教育を受け国家試験に合格することで資格を得られます。
私は民間病院に約10年勤務しておりますので、民間病院の診療放射線技師のメリット・デメリットについてご紹介します。
1.診療放射線技師のメリット
診療放射線技師は国家資格なので安定しているということがメリットです。民間病院でもよほどのことがない限りリストラにはなりませんし、毎月一定の給与を受け取ることができます。基本的には正社員は終身雇用なので定年まで安定した給与を受け取ることができます。
診療放射線技師の仕事は画像診断に関するものなので、病気の診断という面で医療に携わることができます。ある意味では医師に近い仕事をできるとも言えるでしょう。画像診断のスペシャリストとして研鑽を積めば医師に提案や助言をすることもでき、診断の役に立つ仕事なので非常にやりがいのある職業です。
仕事内容もレントゲンやX線CT、MRIや核医学検査、放射線治療と多岐に渡るので自分に合った仕事を見つけることもできます。様々な仕事をそつなくこなす技師になったり、ひとつのモダリティを極めるといったような自分の目指す姿も追いやすいので仕事のモチベーションも高く保ちやすいです。
2.診療放射線技師のデメリット
デメリットとしてはまず給与が安いということです。同じ国家資格ながら医師や看護師と比べるとその安さが目立ちます。業務内容や仕事量を考えると割に合わない給与で働くことが多いです。雇用もそれほど多くないので満足のいく条件で働かないことも少なくありません。
残業が多くなりがちということもデメリットです。仕事として撮影した画像の後処理や作成などもしなければならず、複雑な内容も多いので業務時間内に終わらないこともしばしばです。さらに緊急検査などで呼び出されることも多いため、自由な時間を作りにくいこともあります。
さらに業務として放射線を扱っているので放射線被ばくをしてしまうというデメリットがあります。妊娠可能な年齢であれば被ばくし過ぎることは良いことでなく、特に妊娠中の女性の場合は業務内容に制限が出ることがあります。そのような点もあってか特に女性は妊娠・出産後の離職率が高いです。復帰しようにも技術の進歩が早いのでブランクがあると戻りにくいといったこともあります。女性にとっては生涯働きにくい職業かもしれません。