私は地方の大学職員として働いて4年が経ちます。入職と同時に国際交流センターに配属となり、留学生のサポートと日本人学生の海外派遣が私の主な業務です。
4年目になり、ひと通りの業務は自分一人でこなせるようになりました。でも、4年目として必要な業務以上のことをさせられて、嫌気がさしています。
私の部署は、私を含め正職員3名で働いています。毎年年間約200名の留学生を受け入れ、約180名の学生を海外へ派遣しています。学生支援の他に、部署内での会議、他の部署との会議、大学全体の会議など、会議の多い大学では、そのために席を外すことも多々あります。また、留学する学生に同行して海外出張したり、海外協定校から学長や担当の方が来訪されたりすることもあります。さらに、留学生の場合は、言語や生活習慣の違いにより、日本人学生よりもっときめ細かいサポートが必要なので、履修登録や学生証の発行、奨学金の申請や就職相談など、その他の部署が行っている仕事まですべて国際交流センターで行わなければなりません。
地方の大学なので、外国人の対応に慣れていないのか、他の部署の職員は外国人留学生が質問に来ただけで、何でも国際交流センターに行けと言います。そのため、他の部署の業務も全体的に把握しておかなければいけません。また、留学生が体調不良や災害などに見舞われた時には緊急対応を求められることもあります。
このように、とても忙しい業務をたった3名で動かさなければならないので、それだけでも人が足りません。
それなのに問題は、3名のうち1名は部署の責任者で60歳手前の管理職、もう1名は50代前半の課長です。この年齢構成の中で全ての仕事をさせられるのは20代の私しかいません。私の仕事だけならまだしも、人数が少ないがために、課長クラスや管理職級の職員が出席する上部会議にも私が代理出席して、部署の実績や現状などを会議で説明しなければなりません。他の部署からはほとんどが50代以上の上級職員が出席している中で、私にとっては精神的にとても負担でなりません。私の同期は他に4名いますが、私がやっている業務を話すと、そんな仕事は管理職が担当することなのでとても驚かれます。
それでなくても、私の大学は入職して7年まで昇進がありません。昇進がないにもかかわらず、実際には管理職クラスの業務能力を求められることが理不尽に思えてなりません。それであれば、それ相応の手当てや昇進をさせるべきではないでしょうか。
一般企業に就職した友人たちは、入社4年目になり、自分の業務をこなしながら、部下を指導し始めているようです。そうして5年目、6年目になると、会社の中堅社員として、一つの課やチームを任されたり、プロジェクトの責任者となったりしていくようです。私もこれから部下を持ち、指導したりマネージメントしたりすることも覚えていかなければならないのに、今の職場では、業務は管理職クラスのことをしながら、いつまでも私が一番下で部下がいないので、今、4年目の私が学ぶべきことを学べていないように思います。
私は昇進を望んでいるわけではなくて、入職4年目にして他の課長や管理職と同じ仕事をさせられることにとても不満を抱いています。大学の人事課には、正式に人数を増やしてほしいという要望を毎年提出していますが、「国際交流センターに追加の人員が必要だ」という認識が運営本部にはほとんどないようです。
私の大学では、定期的に部署間の異動を行っていますが、国際交流センターは語学が必要な部署のため、ある特定の職員で異動を行っている状況です。だから、それ以外の人には、国際交流センターの現状や人が足りないということがよく理解されていないのだと思います。
この状況が続くようであれば、精神的にも肉体的にも疲れるので、私の年齢と経歴に見合った業務をさせてくれる会社への転職も考えています。でも、今の留学生のサポートや学生の海外派遣に携わる仕事自体はとても大好きなので、この仕事を手放すべきかどうかも悩んでいます。どうすればいいかアドバイスをお願いします。
質問
大学職員4年目なのに、管理職の仕事までさせられるので辞めたい896view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
4件の回答
私は、今の会社に入ってもう30年が経ちました。社員の育成をする年代もとっくに過ぎ、今は会社の経営陣として働いています。私は下積み時代も経験しているので、経営陣になって初めて、会社がどんなふうに社員を見ているか、社員に何を求めているかがよく分かるようになりました。
社員を育てるにあたっては、何事も公平に機会が与えられるべきですが、どの組織でも現実にはなかなかそうは守られていません。仕事のできる人にもっと仕事を与える傾向にあると思います。
質問者様の組織でも、おそらく質問者様が全てやってのけるから、どんどん仕事が増えていくのだと思います。仕事ができない人にとっては羨ましい目で見られるかもしれませんが、当の本人は、私にだけ負担がかかるので不公平に感じられるはずです。
まず、同じ部署の課長に正直に話してみましょう。そして、管理職クラスに相当する業務は外してもらうか、人を増やしてもらう方法を考えましょう。例えば、なぜ人が足りないのかを理解していない本部の人間には、客観的に示せる資料を作ってみるといいです。1日の中で、留学相談に訪れた学生数、学生対応に費やした時間、会議に何時間、資料作成に何時間など、毎日の業務を数字で可視化していきます。留学生の突発的な対応に追われた場合も、トラブルの内容だけではなく、対応した職員の名前、時間、場所など、詳しく記録します。こうすることで、人が足りないだけでなく、部署内で誰がどのような業務に対応しているかまで客観的に示す根拠となります。
せっかくそれ以外では満足できる仕事についているのですから、辞めてしまうともったいないです。今の状況を改善できるように、できることはもう少しあるのではないでしょうか。転職を考えるのはそれからでも遅くないと思います。
職員が3人しかいない部署でたくさんの業務をやらされているのに、統括管理職のやるべき仕事まで丸投げされたら大変ですよ。私だったら腹が立って上司に言うと思います。
それ相応の報酬や昇進がないにも関わらず、訴えても部署に人を増やしてもらえないなんて、どう考えても組織にいいように使われているとしか思えません。
昔は言われた通りにすることが当たり前だったかもしれませんが、欧米の会社のように、ペイ(報酬)に見合った労働をするべきだと思います。入社4年目なら、「4年目がするべき業務以上のことはできない」とはっきり言ったらいいと思いますよ。
私は一般企業に勤めて5年目になります。
毎年新入社員が入ってくるので、私の次の代、またその次の代と、後輩が増えてきました。
4年目の年に一度昇進があり、今では日常業務を後輩と一緒に担当しながら後輩の育成に携わる立場になりました。
私の一つ上の先輩は、管理職と若手社員の間で、いわゆる中堅社員の立場で働いています。私も数年後には、そのような立場になるのだなあと思って、日頃先輩の姿を見ています。
確かに大学に比べて、一般企業は仕事を任せたり昇進させたりすることが早いのかもしれません。それだけ厳しい環境ですが、それが社員の意欲につながっていると思います。
質問者様は、これからもその大学で長く勤めることを考えていますか?そうであれば、いつかは経験する管理職の仕事ですから、通常よりちょっと早くその時が来たと思って、仕事に取り組んでみてもいいのではないでしょうか。
そんな仕事をやってみたいと思っても、できない社員もたくさんいます。仕事ができるからこそ任されているんだと思いますよ。
それだけの業務をたった3人で、しかも50代の職員2人と仕事をしているなんて大変ですね。確かにまだ4年目にも関わらず課長がすべき仕事をやるなんておかしいですよね。
でも、それはよく言えば、他の職員や同期よりもっと早くいろいろな仕事を経験できているということでもあると思います。他の部署では10年目でやることを、質問者様は既に経験しているわけです。長い目で見れば、これはとても大きなチャンスだと思いませんか?
今は理不尽に思えるかもしれませんが、発想を転換して意欲的に取り組めば、これからの昇進も他の職員より速くなるかもしれませんよ。私にだけ得られたチャンスだと思って、肯定的に考えてみてはいかがでしょうか。