歯科技工士になると、手に職がつくので仕事に困らないというイメージがあります。
歯科技工士のメリットは手に職がつくという他に何がありますか?また、デメリットは何ですか?
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歯科技工士になるメリットとデメリットは?1156view
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歯科技工士を職業と選択するメリットとして一番大きいのは、国家資格である「歯科技工士免許」を取得しないと業務ができないため、免許があることで職に困ることはまずないということが挙げられます。歯科技工士の人口は4万人前後と言われており、日本人口10万人に対し30人程の数しかいないといわれています。このように業界全体的に人手不足となので就職先を見つけることは難しくないです。
就職先は主に歯科医院と歯科技工物(入れ歯や詰め物)を作成を行う歯科技工所です。どちらで働いたとしても、作成するものは歯科技工物で変わらないのですが、歯科医院であれば歯科医の先生と患者さんが近くにいるので、どのような歯科技工物が求められているかよくわかります。つぎに、歯科技工所では多くの歯科医院から外注で仕事の依頼を受けますので歯科医で就職するのに比べ作成するものに数、種類が非常にたくさんあります。患者さんや歯科医の先生と直接やり取りする機会は少ないですが、歯科技工士のスキルを磨くには最適の場所といえます。
歯科技工士のスキルアップを行うことで段々と作成可能な歯科技工物の数が増えていきます。はじめのうちは、いわゆる銀歯などの保険治療の範囲の技工物、作成単価が低いものしか作れないません。そのためあまり稼ぐことはできないのですが、スキルアップすることで、セラミックなどの保険適用外の技工物を作成できるようになっていきます。そうなっていくと作成単価も高いので稼げるようになっていきます。またゆくゆくは独立して、開業する方も多い業界なので、そうなっていくとよりたくさん稼げるようになるかもしれません。このようにスキルアップに伴って、収入増加や独立などが見込めることもメリットの一つです。
次にデメリットですが、メリットでも述べたように人手不足の業界です。そのため就職に困らない反面、膨大な量の仕事があるため、長時間労働となることも少なくありません。また初めのうちは単価の安い仕事ばかりのため、数をこなしても、収入は上がらず、やめてしまう方がかなり多いが現状です。始めの下積みのような期間を過ぎればそれなりに稼げるようになっていくのですが、その下積みの間にやめてしまう人は多いようです。また常に手元での細かい作業となるため、手先があまり器用でない方や、手先での作業が苦手な方にとっては辛い作業になります。黙々と作業をするので、気が付けばほとんど声を発していない日もありましたので、人と話すことが好きな人やコミュニケーションをとることが好きな方には不向きな業界かもしれません。
以上、歯科技工士のメリットとデメリットについての説明となります。参考になれば嬉しいです。