新卒で旅行会社に勤めて丸5年が経ちました。普段は、学校や企業、団体を対象に団体旅行の営業をしていますが、添乗員としてお客様の旅行に同行することもあります。添乗員は、「国内や海外のあちこちに行けてうらやましい」とよく言われますが、実際にはとても過酷な仕事で、自分がここまでしなければならないのか正直よく分からなくなってしまいました。添乗中にもお客様から無理難題を言われることが多く、この仕事を辞めたいと思うようになりました。
添乗員は、バスガイドとよく間違われますが、仕事の内容ははっきりと分かれています。いわゆる観光地や名所を案内したり、説明したりするのがバスガイドの仕事で、添乗員は旅程管理が主な仕事です。具体的には、バスのドライバーやガイドと打ち合わせをしながら、予定されている旅程がスムーズに行われるように、陰でコントロールするのが添乗員の役目です。旅行中に立ち寄る施設での精算や、食事場所での座席配置や食事内容が指示通りになっているかの確認などを行います。天候の悪化や交通渋滞などによって、イレギュラーな事態が発生したときに、旅程を変更するかどうかも添乗員の判断に委ねられます。
添乗員は常にお客様と同行はしていますが、表舞台に立つバスガイドと違って陰の存在なので、お客様より一歩、二歩先の行程を確認することになります。また食事中もお客様の様子を把握するため、一緒に食事をとる時間はほとんどありません。食事中に何か問題があったら、すぐに対応する必要があるからです。お客様がほぼ食事を終える頃に、ようやく食事を始めますが、次の目的地への出発時間があるので、3~5分の間にそそくさと食べ切らなければなりません。
こんな添乗員の姿を理解してくださるお客様は、心配をして声をかけてくださることもありますが、逆に、添乗員を何でも屋のようにこき使うお客様も珍しくありません。
例えば、食事会場で私が全体を見渡していると、遠くのテーブルでお客様が手を挙げるので、何か問題があったのかと思い、慌てて駆け寄ると、「割り箸の袋が床に落ちたから拾って」と言われたことがあります。また、土産物屋では、お客様が買った商品を、自分で持てるのに「バスまで運んで」と言われることも多々あります。
そのような些細なことに対応していると、本来の添乗員の仕事ができなくなります。そして何より、自分でできることをわざわざ添乗員にさせるお客様の対応をするたびに、まるで召使いのようで、私の人としてのプライドも傷つき、なんでここまでしなければならないのかという悔しさや惨めさで心がいっぱいになります。いくら仕事でも、そこまでしたくないというのが正直な気持ちです。
私は営業という仕事柄、人に頭を下げることも多く、仕事のためならわざと人の下手に出ることも必要だと考えています。それは理解しているし、その結果、契約をもらえたときの喜びは何事にも代えられません。でも、添乗員として本来の仕事があるにも関わらず、まるで人として扱われないような対応をされると、もうこんな仕事はやってられないと思ってしまいます。他の業界ではどうなのでしょうか。旅行会社以外の業界への転職も考えていますが、営業を続けるかどうか悩んでいます。
質問
人として扱われない添乗員の仕事が嫌で、転職を考え始めました582view
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5件の回答
私は医療器具の営業をしています。主な取引先は病院や医療機関なので、担当の医師に対して商品の説明などをします。
全員ではありませんが、病院の医師はとても上から目線で、私たちのような者を対等に考えていません。あれやこれやと注文をつけておきながら、一生懸命営業をかけても、結局は冷たくあしらわれることがほとんどです。でも、私はそんな対応にも慣れてしまえば何ともなく、仕事だから仕方ないかと割り切っています。
業界が違っても、営業という仕事はどこも同じようなものだと思います。営業の大変さとやりがいを天秤にかけたときに、その二つが均等であれば、辞めるべきではないと思います。もし旅行会社で働き続けたいのであれば、同じ旅行会社でも営業じゃなくて内勤などへ転換をお願いするのも方法のひとつだと思いますよ。
私はメーカーの営業をしています。
私はまだ20代ですが、私の取引先の方々は、年配の方でも私を一人の社会人として対応してくださいます。だからこそ、普段私がお客さんとして、例えばスーパーの店員さんと接するときとかも、その人を尊重して話すことが大切なんだと思うようになりました。
結局、そんなマナーの悪いお客さんは、質問者様だけじゃなくて、どこでも悪態をついていると思いますよ。
営業を5年間もなさったのであれば、営業の楽しさややりがいも分かっていらっしゃるはずです。そんな一部のお客のために、営業を辞める必要はないと思います。
自分で落としたお箸の袋を拾ってだなんて!ある種のイジメみたいで腹立たしいな。でも、どこにでもそういう客っているんだよね。ホテルとかデパートとか、もっとひどいと思うけどな。僕にはそんな仕事はできないけど、そういう客を相手にしてる人って、メンタル強くないとできないよね。
でもあんまり無理すると鬱になる人だっているし、これからも今の仕事続けるんだったら、添乗中は仕事の自分に徹するしかないかもしれないな。無茶言ってくる客なんてこっちこそその程度のサービスだけすればいいと思う。
私も営業一筋20年です。業界は違いますが、新規営業もルート営業も両方やってきました。自分一人のノルマと、所属する営業課のノルマがあって、ノルマ達成のためにはいろいろな手段を使ってきました。
そんな中で、もちろん自分がここまでしなければならないのかという疑問を持つこともたくさんありましたね。でもそのたびに、「仕事だからやるしかない」という理由ひとつで、自分を納得させてきました。営業は大変ですが、それ以上にノルマを達成したときの喜びは、その何倍にもなって返ってきます。
質問内容を拝見すると、質問者様の考える営業と添乗は少し違うようですね。営業の仕事自体には不満がないのであれば、添乗を外してもらうのはどうですか?もしくは、そんな陰湿なお客さんには、専門の添乗員に入ってもらうとかっていう方法はありませんか?
せっかくですから、営業の仕事は続ける方向で、添乗に行かない別の方法はないか考えてみてはいかがでしょうか。
添乗員って聞くと、私も「仕事で国内旅行や海外旅行に行けていいな」って思っていました。でもやっぱり仕事で行くと、いろいろと大変なことが多いんですね。
私もこれまでお客さんとして団体ツアー旅行に参加したことがありますけど、どの添乗員さんもとても親切で優しくしてくださって、いつも旅行の終わりには添乗員さんにありがとうってお礼を言って帰りましたよ。特に、旅行慣れしていないお年寄りにとっては、何かあったときに頼れる存在ですよね。
質問者様がおっしゃるそんなお客さんは、ちょっと特殊なんじゃないですか。どんな仕事であっても、「人と人」として向き合うべきだし、そんな自分でできることをパシリに使うなんて絶対おかしいと思います。そんなお客さんのことは無視していいんじゃないですか。将来自分とずっと付き合っていく人じゃないし、そんな関係ない人のせいで転職するなんて残念です。「なんだこの人」っていうぐらいに、軽くあしらっておけばいいと思います。