看護師に向けて勉強の日々です。勉強しながら、自分がどの分野に向いているのか調べています。
そこで知りたいのですが、血液内科病棟勤務の看護師の詳しい仕事内容とは何でしょうか?また、仕事中の注意点も教えて欲しいです。
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総合病院の血液内科に勤務しています。血液内科病棟勤務の看護師の仕事は、患者様の採血やバイタルサイン測定、抗がん剤を始めとする薬剤や輸血の点滴投与を行います。また、血液内科に特化したケアとして、骨髄検査や、病院によっては骨髄移植をしている病院もあるため、骨髄移植をする患者様の看護や免疫抑制剤の看護も重要です。
血液内科の患者様は、病気や治療の影響から、免疫力や、細菌やウィルスに対する、抵抗力が非常に低下していることが考えられます。そのため、血液内科で働く看護師は、発熱に対して、非常に敏感でいなくてはなりません。例えば、37.5度という体温は健常者や、一般病棟の患者様にとっては、微熱扱いであり、経過観察やクーリングだけを行います。しかし、血液内科では37.5度でも注意が必要です。なぜならば、血液内科の患者様は免疫力や抵抗力が低下しているため、微熱であっても、菌血症を起こし、命に関わる重篤なことに繋がる可能性があるからです。37.5度以上の発熱や38度の発熱時には、血液培養を採取し、迅速に抗生剤を投与するなどの対処が必要です。
また、血液内科の看護師は、感染予防にも注意が必要です。医療者のスタンダードプリコーションの徹底はもちろん、患者様にも同様の指導が必要になります。また、一般病棟では、安全管理のため、患者様にはベッド間のカーテンを日中は開放しておくようにお願いをしています。しかし、血液内科は感染予防のために、カーテンを開放することはありません。
血液の病気は完治が難しい病気です。また、移植などの治療を受けて、病気が完治できたとしても、長期間免疫抑制剤を飲み続けなければならなかったり、感染予防をしなければならなかったりと、自身の病気や治療と末長く付き合っていかなければなりません。そのため、ほとんどの患者様は自身の病気や治療、感染予防に対して、しっかりと勉強されている人が多く、知識をとても豊富に持っている人が多いです。また、患者様は医師や看護師とも長期的な付き合いとなります。そのため、より専門的な病気や治療の知識とコミュニケーション能力を駆使した信頼関係作りが大切となります。
知識やコミュニケーション能力が必要となる反面、日常生活に関しては、自立しているが多いため、清拭やおむつ交換などのケアをする機会は比較的少ない病棟です。ケアをするよりも、物事を理論的に考えたり、人と話すことが好きという人に向いている病棟です。
血液内科病棟勤務の看護師は以上のような仕事を行っています。