将来のキャリアを見据えて、インフラエンジニアから、上流工程に携わることができるコンサルティング業界へ転職したいと考えています。
まずは私の自己紹介をさせていただきます。
私は今年で32歳となり、他の家族としては10年前に結婚した妻と子供が2人います。妻は子供を妊娠するまでは医療業界で働いておりましたが、妊娠をきっかけに家庭に入ってもらい、今では私の給与収入だけで生活をしています。
そして私のこれまでのキャリアですが、新卒で入社したのは、いわゆるBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)をメイン事業とする会社でした。BPOを簡単にいうと、お客様の会社のコア事業以外をアウトソーシングとして受託することで、コールセンターやクレジットカードの入会受付、リクルート支援など様々な種類の業務がありました。
入社した会社はグループ会社で規模が大きく、新卒で入社した社員が全員揃って、IT系の研修を中心に3ヶ月間行いました。その研修でITのテストの結果が良かったため、PCのテクニカルサポートを行っている某自動車メーカーの社内ヘルプデスクへと配属されました。
私が新卒で入社した会社には3年間勤務していたのですが、退職までずっと同じ社内ヘルプデスクのプロジェクトにて業務を行っていました。私が担当していた社内ヘルプデスクでは、PC故障受付やWindowsに関する操作案内、社内の各種申請案内、無線LAN設定やリモート環境からアクセスができるVPN接続のトラブルシュートなどを担当していました。
私がプロジェクトで勤務していた3年の間に、様々な役割を経験してきました。まずは、他のアルバイトや派遣の方と混じって、車の工場で勤務する方々を中心とした社員さんからの電話を受けるオペレーターを約半年程度行いました。その後は、オペレーターチームのサブリーダーとして、オペレーターの質問を受け付けてサポートをしていました。それらの成果が認められて、電話応対の品質を管理するQAチームでの活動、コールセンター全体の管理(対応結果やPBXと呼ばれるコールフローの管理など)するチームへの配属、ネットワークをメイン業務とするチームのリーダーと、プロジェクト内で経験できるほぼすべての役割に携わることができました。
ただ次第に、私の心の中で危機感を抱くようになっていきました。「このままこの仕事を続けていても、人の管理しかできなくなるのではないか?もっとITに強くならないと、今後世間から求められる人材になることができないのではないか?」と。
そして、その危機感からインフラ構築/運用をメイン業務とする今の会社に転職しました。
今の会社に勤務して今年で5年となりますが、今では日々の活動内容が会社から認められ、グループ内で年に1回開催される成果発表会で活動実績を発表するなど、会社内では中心的な人物になっているのではないかと思っています。
それでは、今の会社でどんな業務に携わってきたのかご説明します。まず転職して初めての現場が、「監視運用業務の改善」でした。これまでシステムの監視通報を手動で行っていたのですが、システム数が増加するにしたがって、人的リソースがどんどん不足し、人も疲弊する悪循環に陥っていました。そのため、通報メールを自動化しつつ、不要なアラートをシステムから出させない活動を行いました。その後は、ファイルサーバーの新規構築に伴う運用設計・導入の支援や、HULFTを使った通信制御の企画・運用、全社で利用するADの運用など、インフラに関わる領域の広い範囲を経験してきました。
そして、私の代名詞になっているパブリッククラウドの案件推進も行っています。AWSという通販で有名なAmazonが運営しているクラウドプラットフォームを主に扱い、中小建設業の会社を中心に、AWSの導入やアプリケーション利用のサポートなどを行っています。また、社内でもパブリッククラウドの案件を増やそうという機運が高まっているため、AWSのパートナー会社へイベントやメールなどでコンタクトを取り、業務支援の道を営業部長と一緒に会社へ訪問し、商談をすることもしています。
補足的な情報となりますが、インフラエンジニアとしてキャリアを積む一方で、大学生の頃から興味があった経営の勉強も行っており、3年前に国家資格である中小企業診断士を取得しました。ただ、その資格を十分には活用できていないことは残念に思っています。
このように、新卒から現在に至るまで、できる領域がどんどん拡大していきましたが、今の会社が受託できる案件の限界を感じるようにもなりました。私は、中小企業診断士を取得したこともあって、戦略部分から頭を使って考える仕事をしたいと考えるようになりました。ところが、今の会社では、既に要件が決まっている段階からスタートする業務となり、決められた条件や要件をいかに達成するかということが仕事のゴールとなっています。私はそのことに物足りなさを感じるようになりました。
今では、戦略部分から仕事に携わることができるコンサルティング業界へ転職し、バリバリと仕事をしたいと考えています。もちろん、コンサルティング業界はハードな労働環境と言われていることは百も承知で、家族へ負担をかけることになることも認識しています。それでも、自分のキャリアについて後悔したくない思いが強く、この転職を前向きに検討しています。ぜひ客観的な立場でアドバイスをいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
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2件の回答
転職の内容も、「現場が嫌だから」というマイナスな理由ではなく、常にステップアップしようとする姿が文章から読み取ることができました。確かにコンサルティング業界への転職はそんなに簡単なものではありませんが、質問者さんであればコンサルティング大手ではなかったとしても、どこかのコンサルティング会社には転職できるのではないでしょうか。
私のおすすめは、コンサルティング業界を専門に取り扱っているエージェント会社に登録することです。マイナビやリクナビなどが運営しているエージェントサービスがありますが、コンサルティング業界に特化した会社の方が求人案件を多く取り扱っています。そのおかげで、転職後の給与レンジを無駄に下げることなく、場合によっては現状よりも高いレンジを目指すことも可能です。
また、コンサルティング業界のことをよく把握しているため、直近の転職だけではなく、今後数年間を見越したうえで、どんなキャリアを積んでいけばいいのかという相談から始まります。このキャリアのすり合わせが非常に大事で、エージェントへ要望を伝えるという意味合いだけではなく、自分自身のキャリアを見つめ直すことができたり、今後の転職活動での自分のアピールポイントを洗い出すことができたりするというプラスの側面もあります。
ただ、第二新卒ではなくキャリア採用のコンサルティング業界への転職を目指すことは、コンサルティング会社も即戦力を求めているため、採用までのハードルは高いでしょう。一方、質問者さんのキャリアがあれば、この高いハードル越えを目指して動いてみる価値は十分あると思います。
外部のサービスをうまく活用しながら、質問者さんの夢が叶うことを祈っております。
コンサルティング業界への転職はやめた方がいいと思います。
コンサルティング業界は、あなたが思っているほどクリエイティブな業務内容では無いのではと感じています。
実は、数年前に自社のプロジェクトにてコンサルを雇い、様々な戦略案件を一緒に進めた経験があります。私の会社の規模が非常に大きかったこともあり、答えは既に決まっており、その答えを裏付ける資料をコンサルに作らせていました。決して、コンサルが何かを考え提案をするということはありませんでした。
すべてのコンサルティングの現場がそうとはいえませんが、高いお金を支払ってくれるのはあくまでもお客さんです。お客さんの言うことに大きく左右されるような職種であるということも知っておいてほしいと思いコメントしました。ご参考までに。