広告制作会社に転職し、アシスタントから経験を積んでいきたいと思います。
アシスタントの仕事は多忙で多様というイメージがあります。
実際に勤務経験のある方、仕事内容を教えてください。
質問
広告制作会社に転職希望、アシスタントの仕事内容について126view
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回答
1件の回答
お察しの通り、広告制作会社はとにかく多忙です。企画会議、デザイン提案、コンペなど毎日何件もの打ち合わせがあり、アシスタントは上司であるプロデューサーの後ろにくっついて回ります。仕事内容は多岐にわたるので一度に説明するのは難しいですが、今回は「打ち合わせ」を例にアシスタントの仕事内容を紹介します。
まず、打ち合わせには資料が必要になります。プレゼンなどは基本的にプロデューサーが行いますが、その際に参照する資料を作成するのはアシスタントの役目です。プロデューサーにもよりますが、デザインに関わる広告制作会社の資料は見た目が命です。人によっては1ピクセルずれただけでもNGをだします。また作成した資料を、A4サイズでよいか、片面両面どちらで印刷すべきか、ホチキス止め・クリップ止めのどちらが使いやすいかまで考えて仕上げていきます。さらには会議のどの順番で使用するかを考えて、一人一人ファイルに分けて用意します。
社外の打ち合わせに行くときはタクシーを「行先の方向の車線で、上司が来る前に会社の近くに」停めておきます。基本的に寝不足の場合が多く危ないため、自分で運転はできません。時間も分単位で行動しているのでタクシー利用が多くなります。
社内での打ち合わせの場合は、会議室の予約はもちろん、15分前には入室して冷暖房の電源を入れ、モニターにパソコンをつなぎ正常に作動するか、音量は適切になっているか、必要な資料が人数分用意されているかをチェックします。
打ち合わせの最中は、議事録をとりながらパワポのスライドを操作したりします。特に、話の途中で「昔流行った○○のCMみたいな」などと例があがった場合、皆が同じイメージを共有できるように検索をかけてその場で流すことも重要です。このように打ち合わせ中もとても忙しいので、お茶出しなどでその場を離れることのないよう、別のアシスタントに予め頼んでおく必要があります。
つまりアシスタントには、打ち合わせが始まる前から、想像力を働かせて必要なものを前もって準備するという能力が求められるのです。これは打ち合わせという場以外でもたくさんの場面で活かされます。例えば撮影でお弁当を用意するとき、好き嫌いを考えて魚・肉の両方を揃えておく、長引く恐れがあるなら軽食やおやつも置いておく。特におやつは、しょっぱい煎餅などと甘いお菓子を混ぜて、期間限定の変り種も入れておくと会話のネタにもなり喜ばれます。
今回は「打ち合わせ」を例にアシスタントの仕事をご説明しました。広告制作会社の仕事は多岐にわたりますが、なかでもアシスタントの仕事は、一言でいえば「気を遣うこと」と言えるでしょう。