一般病院で理学療法士をしている25歳男性ですが、スポーツに携わる患者さんを多く診ることができるスポーツ整形外科病院へ転職したいと思うようになりました。
スポーツ整形外科病院の理学療法士になると、どんなメリット・デメリットがあるのか教えて下さい。
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スポーツ整形外科病院の理学療法士のメリット、デメリットは?61view
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2020年の東京オリンピックに向け、競技会場の建設や東京都内の環境整備など着々と準備が進められている。そんな中、密かに活躍の場を広げようとしているのがスポーツ分野で活躍する理学療法士だ。東京オリンピックが決まり、より専門性の長けた人材を育成し2020年の東京オリンピックにおいて活躍をしてもらおうと、アスレチックトレーナーや柔道整復師などと鎬を削っている。私もそんな理学療法士の一人だ。
理学療法士は全国で10万人を超え、”患者の取り合い”などと騒がれるほど飽和状態なのが事実だ。この資格は、国家資格であり、一度資格を取得することで”一生安泰”と言われていた時代もあったが、現在では保有者数も増加傾向でより専門性を求められる時代となっている。日本理学療法士協会では、現状を打破しようと様々な取り組みが行われている。例えば、専門性を高めるための研修会の実施や専門領域の長けた理学療法士を人材するための資格など、多岐に渡り行われている。しかし、10万人を超える理学療法士が存在するが、協会に登録をしていない理学療法士が70%しかいないのが事実である。
私は、理学療法士の資格を取得し、一般病院で勤務後その後スポーツに携わりたくスポーツ整形外科病院へ転職した。そこでは、前院ではおこなわれていなかった夜間診療を週に2回~3回ほど当番制で行うことになっていた。患者数が多く、症例数を多く経験することで経験値や技術的な面が向上するメリットもあるが、夜間診療のため時に10時過ぎに勤務を終えることもあり、時間的制約や翌日の勤務に際して体調の不調などデメリットの面もある。2020年に控えた東京オリンピックや未来の自分への自己犠牲と称し日々診療を行っているが、皆そうでないことも事実である。例えば、診療中携帯電話をいじり時間を持て余すスタッフや勤務中にもかかわらず喫煙しに行くなど意欲も様々である。生活スタイルや仕事に対する思いが異なるのは仕方ないことであるが、患者を診る以上本気で接し患者を良くしようとしてくれる理学療法士が育成していき、東京オリンピックで理学療法士の活躍の場が増えることを期待している。
理学療法士の仕事は、わからないことばかりである。また医療従事者としては低給料である。デメリットが多い仕事ではあるものの、患者と長い時間を共にし患者の変化がわかり、良くなっていく過程を一番わかる理学療法士は患者から理解され誇れる仕事である。私は、そんなメリットが好きでこの仕事を一生続けて行く。