料理教室運営スタッフの仕事とは?一日の流れも知りたい!9view

料理教室運営スタッフの仕事に興味があります。料理教室に生徒として通った経験はありますが、特に資格は持っていません。
運営スタッフは営業職だと聞いているので、生徒さんに料理を教えたりすることはないですよね?
運営スタッフの仕事がイマイチわからないので、詳しく教えていただけると助かります。
また一日の仕事の流れも知りたいです。

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1件の回答

  1. norisugi 2018/08/02 16:42

    料理教室の運営スタッフは、生徒増大のための新規獲得営業と、既存顧客の追加更新を促す既存フォロー営業、料理教室の講師、材料の計量、発注、スタジオ清掃が主な仕事です。料理を教えていると思われがちですが仕事の8割の時間は営業を行っています。

    新規獲得の主な方法は自分の担当生徒に友人紹介を依頼し、2時間の体験レッスンを開催し、入会まで勧誘します。もしくは店頭でビラを配り、自ら体験に呼び込み、売り上げに繋げていきます。既存顧客には定期的に面談を実施し、今後受講するべき授業をアドバイスするとともに、契約まで促します。

    毎月数百万単位の個人予算が設定されており、目標達成するために何を工夫すればいいのか、常に自ら考え行動することが求められます。
    体験レッスンに訪れる方は入会を考えている人は全体の1割ほどで、あとは特に何も考えていない方がほとんどなので、いかに興味を持ってもらえるか、魅力を訴求する力や、断られてもめげない芯の強さも必要です。
    メインの客層は18歳~22歳までの大学生と、23歳~32歳までのOL、25歳~45歳までの主婦で女性が8割です。

    1日の流れは出勤するとまずはその日の体験レッスンの予定を確認し、体験レッスンで使用する食材を計量し、2時間の体験レッスンを1日に2~3回こなして、合間の時間に自分の担当の既存顧客と面談します。平日の日中は時間に余裕があり、休憩に行くことも可能ですが、平日の夜や土日は忙しく、特に土日は丸1日休憩なしで飲まず食わずで働くこともざらにあります。生徒がすべて帰宅すると最後に教室全体を掃除して終了です。授業が延長することや、生徒の食事のスピードによっては、なかなか生徒が帰宅しないこともあり、代替日々1時間は残業します。
    土日は2時間以上の残業が普通です。

    営業がメインではあるものの、営業として利益を上げるためには生徒に授業を受けてもらう必要があるため、自ら授業を開講することも求められます。授業を受けるための研修はありますが、研修といっても勉強会程度の内容で、30人ほどの大人数で、机をかこんで実際に作っている人を見てメモするという軽い内容なので、家で実際自分で作ってみないと身に付かず、教えるレベルまで習得するには自宅での自己学習が必要です。中にはベテラン講師の授業をお金を払って実際に受けて真似をしているスタッフも数多くいます。

    料理教室のスタッフというと女子力が上がって楽しいと思われがちですが、実際は営業職なので、数字にコミットする力と、ハードワークに耐えることのできる体力が必要です。離職率は高く、3年以上働いているスタッフは全体の4割もいない状況ですが、長く働いている人は本当に料理をすることが好きで強めの個人営業に対して抵抗感を持っていない人だけです。また休みの日も生徒としてほかの教室に授業を受けに行くほど、プライベートを仕事にささげることができる人が比較的長く続けています。

    料理教室の運営スタッフの経験から身に付くスキルは、料理スキルというよりは個人営業のスキルなので、エステや保険、不動産の個人営業であれば身に付いたスキルを生かせると思いますが、実際教室をやめたスタッフは結婚退職もしくは、営業に対してマイナスイメージを持ってやめる人も多く、営業に抵抗感を示し、一般事務に職種チェンジする人も多数います。

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