税理士法人で一般事務職の募集の求人広告を見つけました。
私自身、税理士を目指している訳ではありません。前職が経理だったので、簿記2級の資格は持っています。
税理士法人の一般事務職の仕事とは、いったいどんな仕事を担当するのですか?簿記や会計の知識は必要ですか?
質問
税理士法人の一般事務職の仕事内容とは?106view
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回答
1件の回答
税理士事務所における一般事務職の仕事内容は、主に監査担当者の仕事をサポートすることです。監査担当者は毎月お客様のところへ行って領収書や請求書などの会計資料を預かり、それを見ながら日々の仕訳を会計ソフトへ入力し、その月の試算表(貸借対照表と損益計算書)を完成させ、年に1回決算を行うということが主な仕事ですが、その業務の中で、会計ソフトへの仕訳の入力を任されることが多いです。ただ、イレギュラーな仕訳は監査担当者が入力してくれますし、もしわからなくても前月の仕訳を見ればわかるような毎月発生する簡単な仕訳の入力だけを任されることがほとんどなので、簿記の知識がある程度わかっていれば大丈夫です。
今は会計ソフトに入力すれば自動的に試算表も作成されるので、監査担当者が毎月締めの作業を行い指示が出たら、システムからその試算表を印刷するという作業もあります。
決算の時期になると監査担当者は仕事量が増えるので、細々した仕事を頼まれることが多くなります。決算業務で一番多く頼まれるのは、勘定科目内訳表の作成や決算修正の起票などですが、どれも資料を見ながら作成するので難しくはありません。
後は完成した申告書を電子申告する作業があります。電子申告すると税務署に直接提出しに行かなくて済むので便利ですが、月によっては一度に複数の会社の電子申告をすることがありますので、申告漏れがないようにきちんとデータが送られたことを必ず確認します。
他には年末調整や個人の確定申告の業務があります。年末調整はお客様から預かってきた扶養控除等申告書や保険料控除申告書の記載に不備がないかの確認ですとか、給与の支給実績をシステムに入力したり、源泉徴収票を印刷したりします。
確定申告は医療費控除の計算が主です。お客様から預かってきた領収書を病院ごとに分け、合計金額を出し、システムに入力していきます。また、確定申告も電子申告するのですが、数が多いですので大変です。
年末調整の業務は12月から始まり、確定申告は3月が期限ですので、12月から3月まではピークに忙しいです。またそれに加えて決算月が12月の会社が多いので、並行してその会社の決算業務もありますし、1月には償却資産の申告書の提出もありますので、この時期は全員忙しく、事務所内の空気が張り詰めています。
また、確定申告の業務が終わると、次は3月決算の会社の決算業務があり、3月決算の会社も多いので、申告期限である5月まではずっと忙しいです。
税理士事務所特有の事務の仕事は大体このくらいで、その他の業務は電話応対、来客応対、経理、請求書の作成、社会保険手続き、備品の在庫管理、会議資料の作成など一般事務の仕事内容と変わりないと思います。