イベント制作会社のイベントの企画運営を一手に引き受けチームをまとめるプロデューサーの仕事に憧れます。
プロデューサーになるメリットとは、やはり自分が先頭に立ってイベントを取りまとめるやりがいでしょうか?その他にメリットはどんなことですか?
逆に、デメリットはありますか?
質問
イベント制作会社のプロデューサー職のメリットとデメリット302view
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回答
1件の回答
イベント制作プロデューサーの仕事は、主にイベントの企画・管理・進行・制作・運営・演出になります。
私が勤めていた会社は、プロデューサーという肩書に加え、営業という職務もあったため、代理店や直メーカーに対しての営業活動、自主提案やコンペなどから始まり、受注できたところで、はじめてプロデューサーとしての仕事のスタートラインに立てる、という流れがありました。
まず、この仕事をするメリットです。
一つのイベントに対して、多くの会社や人間がかかわります。大きく分けて、主催・代理店・制作会社・製作会社(美術)・技術会社(音響・照明・特殊効果)・舞台監督・運営会社があげられます。これらの会社のすべてを取りまとめるのが、制作会社に属するイベントプロデューサーです。イベントプロデューサーは代理店を通して、主催が行いたいイベントの目的や、そのイベントを実施した後に得たい目標などをヒアリングします。そして、代理店が提示してきた予算の中で、それらが効果的にできるイベントの企画を考えていきます。(集客が得られるもの、話題喚起が期待できるものなど)企画をまとめ上げるためにはアイディアだけではなく、金額もコントロールする必要があります。イベントを進めていくうちに、先方の要望が多くなることもしばしばありますし、トラブルによる出費も考えられるため、危機想定を組みながら提案と金額提案を繰り返し行っていきます。その後、製作会社や技術会社と打ち合わせを重ね、イベントのクオリティや安全性を高めていきます。
当日のお客さんの流れを考えながら、運営マニュアルを作成したり、私が勤めていた会社では台本の作成を自分たちで行う場面もありました。
本番時も、キャストのアテンド、技術への指示だし、主催者への接待や、代理店への気配りなども要求される、非常にマルチなポジションです。
このように、プロデューサーは様々な人と関わり、そしてイベント仕上がりはプロデューサーの仕事の質がありのままでます。この仕事をするメリットは、人とのつながり(人脈)がとても広がること。そして物事を俯瞰的にみる力が養われること。自分が考えた企画がメディアにとりあげられる機会も多いため達成感があることだと思います。
この仕事をするデメリットは、最初にあげた主催・代理店・制作会社・製作会社(美術)・技術会社(音響・照明・特殊効果)・舞台監督・運営会社の中では、最も給料が安いと思います。(対会社で比較した場合)しかし、労働時間は長く、休日にも影響することもしばしば。
ですので、労働対価として給与をもとめる方は、すこし苦しいかもしれません。
また、全責任を負うのがプロデューサーです。他社でのミスなども、例え自分の直接的にミスでなかったとしても、それ以降、主催会社との仕事ができなくなるということもあります。そういった部分でのストレスや心労は、多い職業かと思います。