一般歯科クリニック勤務5年目の歯科衛生士です。日々業務に忙しく、時々はセミナー出席もしたり、クリニックの仲間と飲みに行ったりして、楽しく働けているほうだと思います。
でも、最近ちょっと気になることがあります。
それは、自分よりも2~3年上の先輩たちが結婚や出産で辞められることが多く、その代わりに採用されるのが若い歯科衛生士ばかりであることです。
一般には、院長の好みの女の子が採用されているとか揶揄されることのある歯科衛生士ですが、私の働いている歯科クリニックはそういう感じではなく、歯科衛生士を一人のプロフェッショナルとして扱ってくれている雰囲気です。それでも、やはり若い子ばかりを採用します。
一度、院長と奥さんの会話の中で、スタッフが40代ばっかりとかだと雰囲気が落ち着きすぎてしまってよくないから、募集の時にはそういうことも考えているというようなことを言っていました。
でもそれは結局、雰囲気を華やかにするために若い人を採用するという意味ですよね。
うちはそうではないと思っていただけに、結局は職場の花扱いされていたのが悲しかったです。医療機関なんだから落ち着いた雰囲気のどこが悪いんだ、と腹も立ちました。普通プロフェッショナルはベテランのほうが信頼感がありますよね。
自分は、今はまだいいけど、そろそろ20代も後半に差し掛かり、このままだとだんだんそういう目で見られていくのかなと、ちょっと怖くなりました。それに、結婚や出産でいったん辞めたら、次に再就職するときはどうなるんでしょうか。一生使えるライセンス、みたいに言われる歯科衛生士ですが、本当のところこんなものなんだ、とがっかりしました。
それで、まだ20代のうちに、今のところで働きながらでももっと将来性のある仕事を探して転職できたらと思っています。
歯科衛生士のままでも、いつまでも働けるような職場があればそれでもいいし、もしどこも同じような感じであれば歯科衛生士でない職種への転職も考えています。
歯科衛生士の先輩たちはどうされているのでしょうか?また、結婚や出産などでいったん臨床を退いた先輩たちは、復帰するときに大変ではありませんか?
こんな私にアドバイスをお願いしたいと思います。
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転職するときは、しっかり調べて転職することをお勧めします。私も32歳で転職した時に、近くの歯科医院のホームページを熟読しました。スタッフを大切にしているところは、たいていスタッフの集合写真を載せています。その写真をディスプレイ上で拡大して、スタッフの年齢層をチェックしました。
写真をよく見れば、男女比や年齢層の割合、もしかしたら歯科衛生士と助手など他職種の割合もわかりますよね。私は、40代とみられる方が数人いたところに目を付けました。実はそこは募集を出してなかったのですが、考慮の上採用してもらうことができました。
あと、もう一点、友人の歯科衛生士は、歯科技工士とのダブルライセンスです。彼女はまず歯科技工士になったのですが、男社会の中での限界を感じたことと、腰を痛めかけたことから、歯科衛生士とのダブルライセンスを取得しました。
このように、現行の資格での経験を放棄する必要なく、業務の幅を広げる形での転職を考えるのが現実的であれば、ぜひおすすめしたいです。
歯科衛生士5年目ということですので、満5年までキャリアを積んでケアマネージャーに挑戦するのもひとつだと思います。また、今の歯科医院が力を入れている方向(例えばペリオやインプラント)と、あなたのやりたい分野が一致していれば、その分野の学会での認定歯科衛生士を取得するのもよいと思います。こうしておけば、転職するにしてもしないにしても、今のやりがいと将来の安心につながるでしょう。
質問者さまが良い転職先に巡り合われ、納得のいく環境で安心して働くことができますよう願っています。
歯科衛生士を辞めてどんな職種に転職しようと思っていますか。たとえば、看護師などでしたらベテランになっても必ず働き口はあります。それでも個人医院なんかだと「若いほうがいいなー」みたいな雰囲気はあったりするし、患者さんなんか露骨にそういうことを言う人もいますよね。
だから、ある程度割り切って、自分はベテランのプロフェッショナルだからとドーンと構える姿勢も必要です。どんな職種でも結局は、いろいろ言う人はいますからね。どうみられるかはあまり気にしないほうがいいですよ。
働き口については、あまり心配する必要ないかと思います。ネットでも、求人広告でもいいので一度くまなく見てみてください。「ブランクある方大歓迎」みたいな求人、いっぱいありますよ。歯科衛生士は、足りないんです。
「一生使えるライセンス」かどうかは、私も疑問があります。なぜかというと、歯科衛生士は目と手先を使う仕事なので、ある程度以上の年齢になると厳しいかな、と思うからです。でも、質問者さんの思うような30歳や40歳に関しては全然心配ないですよ。私もいま39歳ですが、もっと年上の衛生士さんと一緒に日々がんばっています!
歯科医院で働いていると、狭い世界なので、どうしても視野が狭くなってしまうよね。
セミナーに出席した時に、歯科衛生士同士の人脈を広げていますか?もしかして、同じクリニックから行った者同士で固まってませんか?
歯科衛生士には、一般歯科のほかにも、病院や保健所、インプラントセンターや小児歯科、矯正歯科などで働いている人がいるし、歯科材料メーカーや歯科衛生士学校で働いている人もいます。いろいろな職場の話を聞いてみたらどうでしょうか?そして、気になる「若い女の子」問題についての考え方も尋ねてみては?
それから、歯科衛生士の勉強用の雑誌(「歯科衛生士」とか「デンタルハイジーン」みたいな)を購読するのもおすすめですよ。いろんな場所で働くいろんな年齢層の歯科衛生士が登場するので、ライフステージに合わせて変化する働き方について知るきっかけになります。
そのうえで、今のところでおばさんになるまでがんばれそうか、ほかを探すか、歯科衛生士を辞めるか決めてはどうですか?
先輩たちを見てあせるお気持ちわかります。私もアラサーになってきたころはそういう考えを持ったことがあります。
まず、申しあげておきたいのは、周りがどう考えようと、歯科衛生士はれっきとした国家資格・専門職であり、プロフェッショナルであるということです。職場の花などではありません。おっしゃるように、周囲の間違った認識にがっかりさせられることは多々ありますが、それによって資格の価値が下がるわけでは決してありません。
そもそも日本では「美人過ぎる医師」「美人過ぎる議員」などの言い方が当たり前にまかり通っていることからもわかるように、女性の能力や資格に価値を置かず、結局「花」の部分をクローズアップする習性が色濃く残っています。それは本来失礼なことなのですが、だからと言って医師や議員の資質や価値が下がってしまうわけではないですね。
いちいち腹を立ててもしかたがない部分もあるので、一部の人から期待される「花」の役割もスマートにこなしつつ(素敵な笑顔など、でもこれは歯科衛生士の仕事の一部でもありますよね!)自分のスキルをしっかり磨くことに重点を置くのはどうでしょうか。
しっかりしたスキルを持ち、他の人にはない得意分野を持つことができれば、自分のメインはそこにあるため、一部から「花」扱いされることについて過度の不安や腹立ちを覚えることはなくなってきます。そして、そんな自信をもってやっていれば、周りもそれを認めざるを得なくなります。
私自身はいくつかのクリニックに勤務しましたが、おっしゃるようなところばかりではなかったですよ。やはりどこのクリニックも、若い子は可愛がられますが、ベテランにはベテランの立ち位置があり、尊重されています。
今いるところなど、院長はあたりもはばからず堂々と「うちの女の子たち」みたいな言い方をしてひんしゅくを買っていますが、19歳20歳の助手さんから、勤続20年以上の50歳くらいの歯科衛生士さんまで、大切にされていますよ。