自動車部品メーカー営業の理想と現実について39view

不動産会社で営業をしている26歳男性です。この度、転職をしたいと思い転職先の候補として自動車部品メーカーの営業職があります。
業界未経験ですが、営業という業種は一緒なのでやっていけるのではないかと思っているのですが、自動車部品メーカー営業が理想と現実のギャップを感じることはありますか?また、それはどんなことですか?ご存知の方、教えて下さい。

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1件の回答

  1. sibairi 2018/06/25 17:03

    まず、自動車業界とは、車体自体の開発、製造をして一般の方に販売している「END」と呼ばれる会社(TOYOTA、HONDAなど)。次にその車体に取り付けられる様々なパーツ(ハンドルなど)を開発、製造してENDに販売する「Tier1」。次にTier1が製造するパーツを製造する「Tier2」。そしてその部品のメッキなどの処理を行う「Tire3」など階層分けされております。

    その中で、自動車部品メーカーの営業は上位階層へ営業活動を行います。活動の大まかな流れとしては、自社の技術をアピールします。その後、顧客が検討している製品が自社で製造可能か?いくらで?と社内で検討したのち見積り回答をし、受注できましたらその製品を効率よく製造できるよう開発、量産に向けて進めてゆきます。自動車部品は大体4年~8年ぐらいのサイクルでモデルチェンジするため、一件受注したら4年間は安定して製品を購入してもらえます。一般のB to C営業に比べ、安定して売上を獲得できますが、モデルチェンジサイクルが長いので新規受注獲得率も見積回答に対して3%以下です。

    営業マンとして感じたことは見積回答に対して3%以下の受注率の為、達成感を得られることが少ないです。また、デフレによるコストダウン合戦が行われている中で自動車業界ももちろん熾烈なコストダウンを行われております。如何に安く作るか。または如何に安く仕入れるかということが第一条件となっております。その為、会社の営業力というよりは開発力が最も重要であり、営業自体はタダの顧客対応係ということが非常に多いので顧客を訪問したりすることが少なく、バリバリお客様に商品を売っていくんだ!と意気込んで入ったものの行っていることはほぼ事務作業になります。
    また、自動車業界の特殊な部分としては利益や自社の状況を顧客に対しOPENにします。どのぐらい利益があるのか、どのような経営状況なのか、などです。理由としては顧客が開発したものが最低4年間絶対に使用されますので会社が潰れたりした場合、調達できなくなる恐れがあるためです。それを避けるため、ある程度顧客が下請けを管理するのです。

    下請けの管理は様々な部分で管理され、例えば年間休日や残業時間、設備の場所や製品の管理方法まで管理されることが多いです。そのため、他業種より休日や残業時間などはかなり緩いですが、その代わり利益もある程度OPENにしている為、ENDよりTier1、Tier1よりTier2の方が年収が低くなることは間違いありません。そういった意味ではあまり夢を見られない業界という言い方もできるかもしれません。

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