総合病院や大学病院のような様々な科に罹る患者様をみる理学療法士になりたいです。
理学療法士として多くの患者様のために能力を活かせる職場だと感じるのですが、働く前の理想と現実のギャップを感じることはあるのでしょうか。
総合病院や大学病院のような大きな病院に勤めている・勤めていた理学療法士の方のご意見をお聞かせください。お願いします。
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- 総合病院や大学病院の理学療法士、理想と現実のギャップは?
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総合病院や大学病院の理学療法士、理想と現実のギャップは?80view
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1件の回答
理学療法士は大学または専門学校で必要科目を勉強し、国家試験を受け合格したものが職に就くことができます。学生時代には病院や施設での長期間の臨床実習を必ず行う必要があり、その際には指導者にマンツーマンで理学療法士の業務、病院での役割についてなどを実践も含め教わります。
医師や看護師と異なり、仕事は日中だけであること、また、直接患者と関わる時間が他の職種と比較すると長いため、最も患者に寄り添って治療のサポートができることなどを実習を通して教わります。
しかしながら実際に働くと大きなギャップがあります。確かに、診察の時間が短い医師や、担当が昼間、夜間で変わる看護師と比べ、理学療法士は患者担当制であるため比較的、患者と直接話す時間が長く、また体に触れる仕事でもあるため、患者からの信頼が圧倒的に得られやすいです。また、そのぶん、寛解時や回復時に直接感謝される場面も多いというメリットはあります。
しかしながら、総合病院や大学病院など大きな病院であればあるほど、脳外科、整形外科、呼吸器外科に加え、小児科や婦人科、耳鼻科、皮膚科に至るまで、さまざまな科の患者を見なければなりません。これについてはどの職種よりも過酷だと思います。そのため、様々な疾患の最低限の概要は頭に入れておく必要があります。また先ほど述べたように患者と話す時間が長いため、患者に自分の今の状態について質問される機会も多いです。医師を立てつつ、自分で答えられる範囲で、患者の不安を取り除くといった話術も必要となってきます。また、患者は検査や診察、病棟でのケアの時間帯を優先させるため、リハビリは後回しという病院、施設が多く、臨床時間は患者、病棟、医師などの都合に大きく時間が振り回されることが非常に多い職業でもあります。
また、研究や学会発表なども多く、労働規定に基づく労働時間は9時から17時だとしても、帰宅時間は23時24時を回ることはざらにあります。もちろんサービス残業です。
もともと運動を行なっていた人がこの職種を目指すことが多いため、体育会系の空気があることも事実です。新人で入ると朝は始業時間の2時間前より掃除、準備等を行います。
コピー取り、電話や来客の対応など上下関係が厳しい職場が多いことも事実です。
学生時代まではこういった面は一切知らされておりません。仕事が趣味と言い切れないと楽しく続けることは困難な仕事と考えます。