海外で日本人向けの塾講師になれるという事を知り、興味があります。
海外に住みながら今現在の職としている塾講師になれるので、私の理想の職場です。
海外の塾講師のメリットは海外に住めるということの他に何がありますか?また、デメリットはありますか?経験者の方のお話をお聞きしたいです!
質問
海外で塾講師になるメリットとデメリットを知りたい!71view
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回答
1件の回答
海外の塾講師のメリットは、海外に住めることが第一に挙げられる。今まで行ったことのない国に行き、日本にはない風習や言葉、慣例を知ることで、日本を(よくも悪くも)客観的にみる力がつく。場所にもよるが、英語スキルは自然と上がっていく。これまでの経歴をいったんリセットし、心機一転をはかるうえでもよい。赴任地からの旅行も推奨したい。日本から行くより安くいろいろな国へ行けるし、ストレス解消にもなる。海外(旅行)で得られた経験が授業で役立つことも多い。
さらに、場所にもよるが、割と海外塾講師の需要は多いと思う。つまり、応募すると合格しやすい。国内の景気がよいため、海外で働かなくてもいいと思っている人が多い、と人事の人が愚痴を言っていた。大学院生のような、就職のタイミングを逃してしまった人はかなり入りやすいだろう。
また、塾講師という職に引き付けて言えば、概してレベルの高い授業を行うことができるのもメリットの一つだ。海外の塾講師は帰国子女受験をする中高生を中心に指導するが、早稲田や慶応を第一志望とする(親)子は少なからずいる。自分の指導力に自信がない場合非常にきついが、教え子を合格させたときの喜びは何ものにもたえがたい。私も赴任当初はかなり苦戦したが、3か月ほどで対応できるようになった。生徒を大切にする気持ちとガッツがあれば、どんな人でも活躍できる職業だと思う。
デメリットの1点目として、やはり日本と同じように暮らせない点が挙げられる。アジアでいうと、香港や、タイ・シンガポールは割と無理なく暮らせると思うが、それ以外の地域は油断は禁物だ。ぼったくりにあった同僚、ローカルフードを食べておなかを壊した同僚、伝染病にかかった同僚の話も聞く。塾講師の仕事は、他の職種より概して給料が低いため、ついローカルの生活にはまりこみ、体調を崩してしまう人がいる。少しお金はかかっても、まずはなにより体調管理に気をつけて仕事を続けてもらいたい。ちなみに私の会社は現在2人で切り盛りしているため、一人休んだらアウトである。
デメリットの2点目として、これはどの職場も同じだろうが、いそがしいということが挙げられる。塾講師はブラックという話がたまにネットニュースででるが、たしかに濃いめの灰色かもしれない。週6日勤務の会社もまだまだ多い、と思う。私の場合、朝11時出社、深夜1時退社というときもあった。もちろんサービス残業である。(さすがに毎日このような生活をしている人はいないと思うが。)自分たちの都合というより、受験校や生徒(父母)側の都合や要望に応じてタスクやスケジュールが増加・変動するため、忙しい時は本当に忙しい。その意味では、どの職場も忙しいと思って粛々と仕事をこなすタフさも求められる。生徒の合格のためにやっていることだと思うと、疲れが和らぐ、、という人は、ぜひトライしてほしい職場だ。