システム開発会社に勤務経験3年のシステムエンジニアです。転職先にITベンダー企業を候補にしています。
ITベンダー企業に勤めるシステムエンジニアの仕事を知りたいので、教えてください。
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ITベンダー勤務のシステムエンジニアはどんな仕事をする?15view
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回答
1件の回答
システムエンジニアの仕事内容は、私の会社内で大きく分けると「営業補助」「開発業務」「システム運用サポート」の3つに成ります。
まずは「営業補助」ですが、簡単に言うと提案書の作成に掛かるサポートとなります。
営業職が主に提案書作成とお客様への説明を行うのですが、システム開発案件ともなると、やはりどんなシステムを作り、それにどれだけ費用が掛かるかを計算するのは容易ではありません。そこで、私たちシステムエンジニアが、どのようなシステムを提案し、それにかかる作業工数を見積もります。システム開発案件においては、作業工数に作業者の単価をかければそのまま費用となりますので、作業工数の見積もりの正確さが非常に重要と成ってきます。
そのため、開発経験の豊富なシステムエンジニアが工数を見積もりを行うことで、より正確な費用が算出できます。
また、納期を算出するためにもシステムエンジニアの力が必要です。作業工数と人数で大まかなスケジュールが決まるのですが、それにも開発経験が必要となります。
続いて「開発業務」です。
ここがシステムエンジニアとして一番重要な仕事で、ここができなければ他の仕事もできません。
開発業務の細かいステップとしては、「要件定義」「外部設計」「内部設計」「製造」「テスト(単体・結合・総合など)」「本番稼動」のステップがよく言われるステップになります。
「要件定義」では、主にお客様とシステムの方向性やシステム化とする対象業務・範囲の確定を行います。
「外部設計」では、お客様の目に見える範囲の設計を行います。たとえば、画面デザインや出力する帳票のイメージなどがここで決まります。あわせて、データベースのレイアウトやネットワーク設計なども行うことがあります。
「内部設計」では、システムのロジックを設計します。ボタンをクリックしたときにどのようにデータを抽出するか、など、詳細な処理の条件に落とし込みます。
「製造」では、内部設計まででまとめられた設計を基にし、実際にプログラムを製造していきます。JAVA・PHPなど多用な言語がありシステムに最適な言語を選択してプログラムを作成します。
「テスト」では、作成したプログラムを実際に動作させ、設計で想定した処理・機能が正しく動作するかを検証する作業となります。
そして、「本番稼動」で、開発したプログラムをお客様に引渡すことになります。
私たちシステムエンジニアは、まずは「製造」「テスト」といった、いわゆる「下流」ステップの作業で最初に経験をつみ、徐々に設計作業や要件定義作業のいわゆる「上流」ステップの作業ができるようになることが求められます。(給料も、上流ステップを行うようになればなるほどあがる傾向です。)
最後は「システム運用サポート」です。多くの場合、お客様にシステムを引き渡した後も、そのシステムに携わっていくのが通例で、このサポートのため費用をお客様から頂き、システムの微調整(画面イメージの変更や帳票イメージの変更等)を行います。
この運用サポートの先に、システムの更新・バージョンアップなど、次の案件に繋がることがあるため、私の会社ではこの作業も重要視されています。
関わっているお客様が増えれば、「営業補助」「開発業務」「システム運用サポート」が並行で進むこともあり、自分自身のタスク管理も重要と成ってきます。そのため、システムに携わる技術だけでなく、ヒューマンスキルもあわせて勉強しバランスの取れた人材が必要とされる業界・業種だと思っています。