不動産を買取ることを仕事とする、不動産買取営業の世界へ転職を希望しています。詳しい仕事内容と、どんな人物がこの仕事に向いているのか教えて下さい。
質問
不動産買取営業の仕事、どんな人が向いていますか?88view
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回答
1件の回答
不動産営業というと、皆さん思い浮かべるのが賃貸で借りるときや家を購入するときなどのいわゆる不動産仲介のお仕事だったり、最近だと投資用マンションの販売とかを思い浮かべる人が多いと思います。また、業界のイメージとかも悪く、いわゆるやくざみたいな人から脅しのような感じで売り付けられるんじゃないかといったようなイメージを持っている方も多いと思います。
私がしていた仕事は、不動産の買い取り営業です。上記に述べたように家やマンションを売ることは基本的には(売主になることはあります)ありませんし、一般のお客様相手にしているわけでもありませんので、脅しのような感じで売り付けることもありません。
では、何を仕事としているかといいますと、一般の方がマンションや持ち家をなんかしらの理由で売りたいと考えたとき、同じように一般の方に売る「仲介」か、はたまた業者に買い取ってもらう「買取」かという2種類になります。後者の業者が私がしていた買い取り業者なわけです。よくCMなどで見かける三井のリハウスや東急リバブル・長谷工グループなど大手といわれる不動産仲介営業マンや、「本当にここやってるの?」と思われるような地元の不動産屋さんに訪問や電話営業をして、業者が買い取れそうな物件ありませんか?と営業していくわけです。
特に、相続などで放置され老朽化した家や、離婚問題などで周囲に知られずに売却したい家、マンションや戸建てではなく林や森など、一般の方には売れないような不動産を買い取っていきます。買い取った後は、リノベーションを施して再生したり、建物を壊して新しく建てたりして、一般の方に売れる形にして販売していきます。買取金額+コストより販売金額が大きくなればなるほど利益が出て、それが成績だったり、お給料に反映されていきます。
私が働いていた会社では、買い取り~販売まですべてを担当していたのですが、会社によっては買い取りまでと企画から販売が別の会社もあります。ですが、買えなきゃ意味がないので、営業マンはひたすら電話をかけまくったり、飛び込み営業をしていきます。一回も受話器を置かずに何時間も電話をかけ続けたり、仲介業者にアポなしで飛び込み営業をしていくのが基本だと思ってください。そうしてだんだん信用されて人脈を作っていきます。人脈を作れたらこっちのもんです。営業を掛けなくても相手の仲介営業マンの方から「こんな相談があったんだけど、業者だったらいくらで買い取れる?」といったような話が来て、買い取れそうなら買っていくだけです。
人脈さえ作ってしまえばこれほど楽な仕事はないと感じるかもしれませんが、世の中同じような仕事をしている人なんてごまんといるわけで、他社だけでなく自社の中でも競争があるため、離職率は高いと言えると思います。
人と仲良くなれるのが得意な人や、顔が広い人などは向いている職業だと言えるでしょう。