玩具メーカー営業は、ルート営業ですか?新規開拓営業ですか?また、営業以外の仕事もあるのでしょうか?
入社する前に考えていた理想と現実のギャップを感じたことがあれば、合わせて教えてください。
質問
玩具メーカー営業の仕事で理想とのギャップを感じることは?402view
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1件の回答
私は現在、玩具メーカーで営業として働いています。新卒で入社したので、もう8年目になります。玩具メーカーの営業の仕事内容としては、基本的にはルートセールスになります。新規の飛び込み営業ではないので、法人営業と同じです。全国には色々なおもちゃ屋さんがありますが、そのおもちゃ屋さんに商品を納品するには、直接ではなく間に玩具問屋さんを介します。※直接取引(直取)といって、問屋さんを介さない取引先もあります。そのような問屋さんや、大手流通のバイヤーと商談を行い、商品を店頭に並べてもらうのが営業の仕事です。
私は元々子どもが好きで、子どもに関わる仕事がしたいと思い、この業界を志望しました。初めから営業志望で、入社したての頃はバリバリ商談をこなしていく先輩の背中を、必死で追っていくような感じでした。まず入社して1年は、問屋さんや流通の担当は持たずに色々な店舗担当を持たされます。家電量販店のおもちゃ売り場や、おもちゃ専門店、とにかく色々な売り場に行き、現場を知ることから始まりました。そこですぐに感じた理想と現実。それは、「こんなにもメーカーが売り場作りなどに携わっているのか」ということ。お店に商品と一緒に並んでいるような、商品の説明POP。もちろん売り場の担当者が作っていることも多いのですが、私の担当先はほとんどメーカー担当(つまり私)が作って、お店に設置をしていました。メーカーはとにかく商品を卸すだけだと思っていたので、とにかく驚きました。
玩具業界の繁忙期は大きく分けると、クリスマス商戦、春休み・ゴールデンウィーク商戦、夏休み・お盆商戦に分かれます。世間が長期休暇に入る時期が商戦期なのです。特にクリスマス。「おもちゃをプレゼント」と言えばクリスマスのように、1年の中で最もおもちゃが売れるのがこのクリスマス商戦です。入社するまでは、「子どもの夢を売る仕事」「子どもが目をキラキラさせて遊んでくれるなんて、なんて素敵なんだろう」と思っていました。いや、今でも思っています。でも、このクリスマス商戦だけは、自分がこの業界に入ってしまったことを恨んでいます。
先ほど挙げたような輝く理想通りではあるものの、まず休みが無いという現実。12月の土日は、メーカーの人間も「販売応援」という形で売り場に立つんです。よく繁忙期に量販店などで見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。分かりやすいのは、家電屋さんにいるメーカーの人。あの方達も販売応援として売り場にいることが多いです。クリスマス直前まで土日は休み返上で売り場に立ち、自社商品をひたすらお客様にアピールします。時にはトイレの場所を聞かれたり、「レジ待ち最後尾」の看板を持ってお客様を誘導することも。この現実は、業界に入らなければ知りえなかったものと思っています。休日出勤すれば振替休暇として平日休めるのですが、もちろん通常業務も残っています。すると、週1休めればいい方で、3週間連勤なんてことも・・・。
愚痴のような現実を書き連ねれてしまいましたが、理想と現実にギャップがあるだけで、理想はそのまま理想通りではあるのです。販売応援でお店に立つと、お客様の意見や感想を直接聞くことが出来ます。嬉しそうにサンプルで遊んでいる子ども、誰かのことを思って一生懸命にプレゼントを選ぶ大人、その手助けをしていると思うと、連勤の疲れなんて吹き飛んでしまいます。クリスマスはサンタさんが子どもにプレゼントを届けます。私は、そのサンタさんのサンタさんになっているんだと思い、毎年のクリスマス商戦を乗り切っています。