塗料会社の調色士という仕事を見つけました。様々な色を混ぜて塗料を作るという仕事という程度しか分かりません。
具体的な仕事内容と、調色士の待遇面について教えていただけないでしょうか?
質問
塗料会社の調色士、仕事内容と待遇を知りたい!575view
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回答
1件の回答
塗料会社の調色士の仕事とはどんなことをしているのか、簡単にいいますと、お客様から注文のあった色の見本やイメージの色を数10色ある塗料を組み合わせ、決まったキログラム作るという仕事です。
1日の始まりはお客様の注文のあった色などの指示書をみてその色の見本をCCMというソフトを使い、どの色を何グラムずつ混ぜればよいか大まかな数字をだします。見本をセンサーで読み取るだけですから誰にでもできるはずです。例えば1000グラムの色の塗料を作るにしたら900グラムほどの設定で色を作ります。
色の混ぜ合わせはかなり慎重にならなければいけません。0.1グラムの違いでもかなりの差がでてきます。CCMというソフトの精度はあまりよくありませんので、これだけの知識では調色はできません。職人としての日頃の努力が必要です。これらで出来た塗料を見本として金属の板に吹き付けます。その後にこちらをCCMで読み取り誤差を合わせます。一回で誤差が合うことはないので一色について3回から5回ほど色を足しては見本を作りCCMで読み取るの繰り返しです。
1キロ程度の仕事もあれば300キロの仕事もあります。
1日に出来上がる色は5~8色程度です。50キロなどの仕事も多いので結構な力仕事にもなります。腰を痛める方も多く見られます。体力に自信があり細かい作業も集中できる方に向いています。
この仕事をする上でよい点は、チームでする仕事ではないので一人でもくもくとすることが好きな方にはよいでしょう。もちろん一人ですので責任も重大です。仕事に就き1日で辞めていかれる方が多いのもこの仕事の特徴です。
有機溶剤をつかいますのでとにかくシンナーのにおいがします。これに慣れるのがみなさん大変なようです。もちろん防毒マスクも支給されますが夏場などはしていると息苦しくなりますのでしてない方が多々見受けられます。しかし、シンナーを吸いすぎて顔がパンパンに腫れ上がった方もいましたので防毒マスクを常につけていることも重要です。
私の働いている部署は土日休みではありますが、有給休暇もちゃんととれますしボーナスも年に二回基本給の2月分ほどでます。手取りで月に30万円ほどなので高くはありません。給料はだいたい毎年5000円ほどあがっています。残業は毎日二時間程度。自分の仕事の進み具合で定時にも帰れますので自分次第で休みもとれますし、いい職種であるとは思います。