大手SIerの下請け会社でSEとして働いている28歳男性です。SEとして新しい分野へ挑戦したいと思い転職を考えています。
金融系SEは、自分が理想とする仕事内容・給料であるので候補の1つなのですが、転職活動する前に金融系SEのメリット・デメリットを知りたいです。
ご存知の方、教えて下さい。
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金融系SEとして働く事のメリット・デメリット162view
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回答
1件の回答
金融系SEとは、金融機関のシステムを専門として開発を行うシステムエンジニアのことです。
そして、システムエンジニアとはシステムを利用するユーザー様の要望(要件)を実現する為、システム企画~本番稼働までのプロジェクトを推進する人間の事です。
今回は、システムエンジニアのメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。金融系に限定した話ではありませんが、共通する部分もあると思います。
まず、システムエンジニアのメリットとしては「コミュニケーション能力が向上する事」と「論理的思考が身につく事」が挙げられると思います。
始めに、「コミュニケーション能力の向上」についてですが、SEがシステム開発をする場合、ユーザー様の要望(要件)をヒアリングする所から始まります。ユーザー様がどの様な目的のもと、どんなシステムを必要としているかをヒアリングしなければなりません。そういった中で、ユーザー様が提示してくる要望は曖昧です。システムを作る為にはユーザー様が持っている曖昧なイメージを認識の齟齬がないよう具体化していかなければなりません。つまり、SEがシステムを作り上げる上で必要な情報をユーザー様から聞き出さなければなりません。相手から必要な情報を聞き出す為には相手と蜜にコミュニケーションをとり、認識の齟齬を無くすことが必要不可欠となります。そういった意味で、SEはコミュニケーション能力が向上する職業だと思います。
二つ目のメリットとしては、「論理的思考が身につく事」が挙げられると思います。ユーザー様からの要件のヒアリングを受け、具体的なシステムイメージをユーザー様に説明するにあたっては、難しいシステムの仕組みを如何に単純明解に説明し、納得いただけるかが重要となります。相手に納得してもらうためには、説明を論理的に順を追って説明しなくてはなりません。また、ユーザー要望を実現するためのシステム実装手段は複数あり、その中から最終的な実装案を決定する為に、コストや対応期間、リスクや制約等を分析・整理する必要があり、論理的に考える必要性があります。そういった意味で「論理的思考が身につく」と思います。
上記のようなメリットがある一方、デメリットとしては「精神的負担が大きい事」が挙げられると思います。
システムの開発は必ず期限があります。その期限が必達か否可というのは案件毎の特性ですが、少なくともユーザー様に提示した期限を超過することは許されません。ですので、期限を厳守できるよう、プロジェクトの進捗具合や時には問題発生時の内部での調整、或いはユーザー様との調整等が必要となり、精神的な負担は大きいと思います。また、本番稼動した後に障害が発生した場合などはユーザー様への謝罪や再稼動のスケジュール作成、説明なども必要となり、精神的に参ってしまうことがあります。