ゲームセンターに正社員として転職し、ゆくゆくは店舗管理者になりたいと考えています。これから仕事をしていくうえで、店舗管理者になるために心がけておいた方が良い事、店舗管理者の仕事について、教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
質問
ゲームセンター店舗管理者の仕事内容を教えて下さい79view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
ゲーセンと呼ばれることの多いゲームセンター。業界ではアミューズメント施設と呼びます。
これはこの業態の黎明期、テーブルタイプの筐体や横スクロールアクションの全盛だったころのイメージが「不良のたまり場」という負のイメージが固定され、「ゲーセン=暗くてタバコの煙が充満した場所」というマイナスイメージを払拭したいという思いの現れです。
そんなアミューズメント施設の店舗管理者の仕事内容はマネジメントが基本です。
イベント企画運営、環境整備、人材育成、金銭管理と多岐に渡り、フロアに出て接客をしながら合間に事務仕事を進めることが日々の業務になります。
店舗や会社の規模によっても変わってきますが、正社員が複数配置されることはまれです。アルバイトスタッフやその中から契約社員となった者が店舗内の幹部となり、各カテゴリーを担当しながら運営しています。
プライズ(クレーンゲーム)、プリント機、メダルゲーム、ビデオゲームと4つのカテゴリーに大分され、顧客の年齢性別、趣向も大きく異るため、それぞれに別の切り口での運営が求められます。
さらに機械メンテナンスや事務仕事、掲示物のデザインなど装飾といった分野も運営のカテゴリーとして用意する場合も必要です。
それぞれに担当の契約社員が責任者となり、アルバイトスタッフの得意不得意や店舗内人材の不足過不足を判断してそれぞれの担当に配置するといった形で運営を回します。
かつては「ゲームを置いて置くだけで稼げる」といった業界でしたが、現在は家庭用やスマホゲームに押され、AM施設の屋台骨を支える核となるカテゴリーはプライズとなっています。
売上の5割以上を占めるこのカテゴリーは最も手間暇がかかり、かつ接客の技術で売上が大きく変わります。
そのため接客のスキルを最も重視した人材育成に注力し、身だしなみや表情といった外見の指導はもちろんのこと、話し方や声の出し方、会話技術に渡る指導が育成の軸です。
先述の通り店舗に在籍するスタッフのほぼすべてがアルバイトスタッフであり、学生やフリーターが中心のためスタッフの入れ替わりは残念ながら早いのが現状です。
そのため人材育成に費やす時間と求められる指導力は店舗の売上に大きく影響する店舗管理者の重要な仕事の一つとなっています。
メダルゲームやプリント機においてもかつての「自販機型接客」から「積極的接客」が当たり前となっています。
求められるものが「物から体験」へシフトした時代に人を楽しませる接客のできるスタッフ、さらにはそんなスタッフを育成できるスタッフの育成に親骨を注ぐことは、かつての「不良のたまり場」から程遠い誰もが楽しめる空間作りのコアとなっています。
以上がゲームセンターの店舗管理者の仕事内容、特にマネジメントについての私の体験談となります。参考になれば幸いです。