国家資格である歯科衛生士を取得すると、どんなメリット・デメリットがありますか?
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歯科衛生士になると、どんなメリットとデメリットがある?54view
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歯科衛生士は、国家資格を必要とする専門職であることから活躍の場が広いといえますが、反面、選択枝の幅が広いだけに、自分の希望条件がつい高くなり、希望通りの職場に就職することに難しさを感じることもあります。
■メリット
正規雇用の就職は、比較的容易です。求人数に対して就労希望をもつ歯科衛生士の人数が、不足しているためです。求人元の多くは開業の歯科医院であり、コンビニエンスストアよりも数が多いと言われ、日本各地にあります。結婚や出産、引っ越しなどにより自己都合で退職しても、再就職はしやすいです。実際に私は正社員として3年勤務し、結婚・出産を挟んで近所で子育てをしながらパートタイム勤務、のちに正社員として3年勤めました。その後、介護のためパートタイムに移行し現在に至っておりますので、資格を強みに、自由な働き方ができる職業だと思います。
一般事務の平均年収に比較して、1.5倍ほどの年収を得られます。パートタイム勤務においても同様です。
専門知識の幅を広げ奥行きを深めることで、無限に仕事にやりがいを持ち続けることができます。客である患者さんからお金をいただくにも関わらず、感謝されることの多い職業であり、社会に貢献している実感が得られます。
歯科医師をリーダーとして、歯科衛生士、歯科助手、受付、歯科技工士などが1つのチームとなって、患者さんを治療し回復のお手伝いをすることからも、やりがいを実感できます。
急患などの突発的なことがない限り、残業は少ないので、スケジュール管理がしやすい職業です。
■デメリット
医療に従事することから、集中力や判断力を必要とし、精神的・肉体的な負担は大きいといえます。注射針や縫合針、メスなどを外科処置で扱うことも多く、感染症やケガのリスクを伴うこともあるので、安全管理が必要です。
歯科医院の歯科衛生士は、拘束時間が長いことが多いです。医院の診療時間にもよりますが、昼の休憩時間を長く設け、夜間診療していることがあり、場合によっては10時間以上医院にいることもあります。
規模が小さい歯科医院では、社会保険制度の自己負担額が大きいことがあります。企業が一部負担する厚生年金や社会保険の加入がない場合は、全額自己負担の国民年金や国民健康保険の加入となります。また、賞与や退職金などの保証が確実でないことがあり、もらえるまで不安なことが何回かありました。
人間関係の構築が、難しい場合があります。職場の人間関係にトラブルがあると、容易に働き難い環境となります。特に院長と、性格や仕事上での不一致によって、就業の継続が困難となることがしばしばあります。
様々なメリット・デメリットがありますが、歯科衛生士として就職して20余年経過した今、歯科衛生士という職業を選んで良かったと思います。