社員食堂の調理師から、学校給食調理師に転職したいです。学校給食調理師になった場合のメリットとデメリットを教えて下さい。
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学校給食調理師のメリットとデメリットを教えてほしい220view
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回答
1件の回答
学校給食・調理師の仕事をしています。
仕事のメリットとしては、栄養面だけでなく衛生面や食育等の知識を高めることができることです。得られた知識は、家庭でも活用できるため、主婦には持ってこいの職業だと思います。
特に調理の段取りの仕方や材料の切り方、食中毒を予防するための下処理の仕方や食器の洗い方など、細かいところでも家庭内で知識をフル活用することができます。食材の切り方ひとつにしても、味を美味しく染み込ませる工夫や、だしの取り方の基本、食材の保存方法など、給食調理方法以外にもたくさんのノウハウを得られます。
また、比較的残業が少なく、自分の時間を作ることができるのも最大のメリットだと思います。以前は、全く別の業種についており、月30時間以上の残業をこなす毎日でした。育児も家事もままならず、ストレスフルな毎日でしたが、今は、子供の送迎も時間に追われることなくゆっくりと対応できています。そのため、子供のぐずりも比較的少なくなりました。
また、調理~洗浄にいたるまで、ほとんどの作業を現場内で終わらせて毎日帰宅するため、仕事の持ち帰りはまったくなく、家事や育児への影響もありません。
デメリットとしては、体力勝負な面が大きいところです。調理場は暑く、また調理だけでなく給食喫食後の食器類やバット、大きな食缶などの洗浄も仕事として組み込まれています。すべて立ち作業となるため、慣れるまでは大変だと思います。腰への負担も大きい職業なので、予防対策として骨盤ベルトなどを活用しながら作業をしています。また、調理場の釜は大きく、釜回しも大変でコツを掴まないと火傷などしてしまう可能性もあります。そのほか、ただ単に調理をするだけでなく、学校給食は衛生面でも厳格に規制されているため、手洗いの徹底や食材、調理後の配缶作業にいたるまで、すべての工程において衛生面に十分に配慮した行動が求められます。食中毒の被害が懸念される昨今では、何か不具合を起こしてしまった際には、笑って許される仕事ではありません。子供たちの健康を守るためにも日々、重圧やプレッシャーを感じることもあります。
正直、体力があって体を動かすことが好きな方、それだけでなく、特に精神面でも強くなければ務まらない職だと思います。慣れるまでは大変ですが、まずは一年続けていけば体力もつき、釜回しのコツもつかめていきます。
デメリットも多い仕事ではありますが、給食美味しい!また作ってね!と子供たちからの温かな言葉が何よりの励みです。子供たちの現代~未来にかけた大切な食を扱うという立場上、責任感も日々高めていくことができ、やりがいがある仕事だと思います。