福祉業界に転職を考えていたのですが、経験値のなさと年収面がネックとなっていました。そんな時、福祉車両のコンサルタントの仕事を見つけました。年収面でも福祉に関係する仕事であるという点でも自分の求める仕事に合っていると思い転職を考えています。そこで、この仕事に対する詳しい情報を知りたいです。経験者の方、現職で勤務されているという方のお話をお聞かせいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
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カーディーラー福祉車両コンサルタントの仕事について教えて下さい12view
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あるメーカーのカーディーラー直営常設福祉車両展示場にて、福祉車両をご検討されているお客様に対し、コンサルティングを行うことが私の業務です。高齢のご両親がいらっしゃる方、ご病気にてパートナーへの介助が必要になったご夫婦、障害のお子様がいらっしゃる若いご夫婦など、来場される方は様々いらっしゃいます。また、病院や福祉施設の方々も多く来場されます。来場されるお客様の様々な状況やニーズに合わせ、多種ある福祉車両からお客様の要望に合う車両を選ぶ手助けをすることが私の最大の仕事です。
あくまで私たちは展示場であり、来場されたお客様へ私自身が直接販売することはなく、ご来場されたお客様最寄りの弊社店舗をご紹介すること、各店舗営業マンの案内にて来場されたお客様に対し、今後の商談が円滑に進むよう、コンサルティング・クロージングを行うことが私たちに会社から課された最大のミッションです。また、店舗へ出向き商談に同席し、コンサルティングを行うこともあります。コンサルティングを行うにあたり、既存の福祉車両ではカバーしきれないお客様のご要望に対しては、電動シートへの交換や、手すり・ステップの取り付けなど、可能な限りの改造にて対応できるよう提案を行います。
サブ業務として、下記4点の業務を行っております。
1点目は、各店舗からの福祉車両に対する問い合わせ等の対応を行います。販売することが稀な福祉車両の相談窓口業務です。また福祉に関する改造について、営業マンに代わり業者へ見積依頼、改造依頼等の業務を行うこともあります。
2点目は、外回り業務です。県庁や市役所など役所関係、老人ホームやリハビリテーション病院など施設病院関係などへ、営業活動を行います。営業活動の結果、県や市の地域イベントやお祭りへの出展、老人ホームや病院でのイベントなどにもお誘いを受けることがあり、福祉車両の認知向上につながっています。
3点目は、展示場にて定期的なイベントを実施です。そのイベントの企画立案、お弁当手配からチラシデザイン会社など関係各所との調整、DM管理やホームページ・SNSへの掲載から街頭にてチラシ配布などの広報活動、当日イベント実施管理・クレーム処理まで私がすべて担当しています。
最後に、年に数回ですが、希望者・新入社員などへの福祉車両研修を行っています。座学と実車確認を実施し、各店舗にて福祉車両をご希望されているお客様を取りこぼすことの無い様、社内教育を行ています。
以上のように、かなり稀な仕事内容であり、一般的には認知されにくい仕事内容ではあります。しかし、福祉車両を本当に必要とされている方はたくさんおられ、超高齢社会を迎える現代では福祉車両の需要が高まってきています。
来場頂いたお客様の「ありがとう」という言葉に励まされ、日々業務を行っております。私の職業は、誰かの役に立つ仕事として、誇りをもって業務に取り組める、素敵な職業であると感じています。