大学で培った語学力を活かし、会社など海外との取引がメインの自動車部品商社の国際事務に転職したいと考えています。
国際事務の仕事は、どんなメリット、デメリットがありますか?語学力を生かすことができますか?
質問
自動車部品商社の国際事務の良い点と悪い点71view
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回答
1件の回答
私は、外車バイクのカスタムパーツを輸入卸している専門商社で国際事務の仕事をしていました。私が担当していた国際事務の仕事では、主に海外仕入れ先へメールや電話でパーツの問い合わせや注文、そしてクレーム対応依頼などをかけることでした。
この仕事をする上でのメリットとは、2つあります。
1つは語学を生かした仕事ができるという点です。海外メーカーに日本人がいない限り、英語で連絡を取り合うことが基本となります。ですから、何が何でもこちらの質問や希望、注文やクレームを全て英語で先方に伝える必要があります。オートバイのチューニングやカスタムについての問い合わせには専門知識も必要なため、それらを英語で伝えることは難しいです。しかし、それはつまり英語で専門知識を学ぶこともでき、さらにはどのような伝え方がより良いのかを実践することができます。自身の語学力にさらに磨きをかけ、オートバイのチューニングやカスタムを英語という側面から見ることのできるのです。
2つめは事務処理能力を高めることができるという点です。国際部の基本的な業務は、「メーカーへの問い合わせ・発注・クレーム対応依頼」これらになります。時差の関係もあり、基本的にはメールで先方とやり取りをします。これはつまり、1日で大量のメールを処理するということなのです。1日に処理するメールの量は、私の経験では30-60通ほどだったと思います。これらひとつひとつを処理しなければならないので、どのようにメールを管理するのかが重要でした。あまりにも量が多かったので、Excelでひとつひとつをリストアップし、フィルター機能を使って「未処理・処理中・処理済」というように依頼メールを管理しました。
次にこの仕事のデメリットについてです。
この仕事のデメリットは2つです。
1つは処理するメールの量が大量にあるということです。私がメーカーへ送ったメールへの回答があればその回答を国内のカスタマーサービス担当者に伝え、納得できなければ再度問い合わせ依頼が来てもう一度メールをメーカーに送る、それだけでなく新たな問い合わせがカスタマーサービス担当者各々から送られてきます。就業時間中はメールが常に送られてきますので、どのタイミングで仕事を切り上げるべきなのか悩みました。それだけでなくメールの量も絶対的に多かったので、仕事を切り上げるタイミングを見つけるのが大変でした。
2つめは精神的に大変だということです。こちらが遠い合わせのメールや発注、クレーム依頼をかけても、返事が全く来ないことが有ります。しかし取引先からは催促の連絡がきます。そして取引先もそのお客様(エンドユーザー)から催促をされていますので、それらの責任が海外への窓口である自分自身にある程度かかってくるのです。そのようなケールが幾度となく発生しますので、精神的に苦労していました。
以上が私の働く専門商社国際事務の仕事のメリットとデメリットです。