福祉住環境コーディネーターという資格がある事を知りました。福祉の分野に興味があり、この資格にチャレンジしてみたいと思っているのですが、どのような人たちがこの資格をとり、仕事に活かしていくのでしょうか。
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福祉住環境コーディネーターの資格取得を目指すのはどんな人?7view
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2件の回答
福祉住環境コーディネーターの資格は、もともと取得している資格の仕事の幅を広げます。
・看護師→身体の中の機能や病気に対する知識を活かしながら、今後の病気の進行を考えた住環境のアドバイスが行えます。
・ケアマネージャー→介護相談を受けてサービスを計画することに加えて、より過ごしやすくするための提案を行えるようになります。
・介護福祉士→高齢者の身体機能低下により介護負担が増大した際に、介護者の負担を理解しながら福祉用具の提案が行えます。
・建築士→住宅を購入した人が歳を重ねても気持ちよく暮らしていけるように、バリアフリーに近い設計を考えることができます。
このように、福祉住環境コーディネーターの資格を取得することで、元々の資格や仕事を幅広く考えられるようになり、結果として残せるのです。
看護業務・介護業務・相談支援・設計などの個々の資格で行う仕事内容に加え、住環境に困っている人へ、より深くアドバイスが行えるということです。
また、自身の祖父母の体力・筋力が低下した時に、福祉住環境コーディネーターの知識を活かして、力になってあげることもできます。それ以外にも、持ち家を購入する時などに、玄関までの階段の段数や浴槽の形状など、どのような住環境が過ごしやすいかということが分かるため、先を見越して新居の購入が行えます。
ひとつ覚えておいていただきたいのは、頑張って資格を取得しても、すぐには給料アップには繋がらないということです。しかし、資格を取得したことに対する信頼性は高まるため、自身の向上心の現れとして取得したということであれば、給料に反映されないことを嘆くことはあまりないかと思います。
医療・福祉の現場で働く職種には、医師・看護師・リハビリ専門職・放射線技師・薬剤師・介護福祉士・ヘルパー・ケアマネージャー・福祉用具相談員等があります。
そのうち、福祉住環境コーディネーターの資格取得を目指す人が多い職種は、看護師・リハビリ専門職・介護福祉士・ケアマネージャー・福祉用具相談員です。この職種は、在宅で生活をしている又は在宅復帰を目指す患者さんと関わる職種であるため、知識を深めようという理由から資格の取得を目指す人が多いです。
それぞれの職種の業務や知識を深めることも初めはたくさんあるため、大学や専門学校を卒業し、まずは専門職の知識を積み、社会人3年目以降で福祉住環境コーディネーターの知識を深めようとする人が多いです。
医療・福祉の分野で働く職種は、一般の会社員と比較すると転職が多いという特徴があります。病院には病院の特色・施設には施設の特色・訪問看護ステーションには訪問看護ステーションの特色があり、目指すことや働き方・必要な知識が異なります。また、病院で働いている場合、退院後の患者さんがどういう生活を送り、どういうところに不自由さを感じやすいかということを経験として知らない場合、病院の中の生活までの見通ししか思い描けず、援助が行き届かないという壁にぶつかります。そのため、病院以外で生活をする高齢者との関わりや知識を有していることが、経験値を積むうえで必要となり、その結果、転職が多いという特徴があるのです。
福祉住環境コーディネーターの知識を最大限に活かすことのできる現場は、「在宅」です。そのため、介護老人保健施設や訪問看護ステーションへ転職を考えている場合、それに合わせて福祉住環境コーディネーターの資格取得を目指すことが多いです。これから、在宅で生活をしている人に関わるうえでより自宅で生活が行いやすくなるように、福祉用具や住宅改修により、生活の場が拡大するような関わりがしたいという理由から取得をしている人がほとんどです。