自動車部品工場で、整備の修理やメンテナンス、保全作業をする整備保全という業務がありますが、具体的な業務内容を知りたいです。詳しく教えていただけるとありがたいです。
質問
自動車部品工場の整備保全の仕事内容を教えて下さい8view
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回答
1件の回答
私の勤務している工場は、主に国産自動車メーカーのエンジン等を構成する部品を製造してします。
私はその工場で、商品となる自動車部品を生産する設備の修理やメンテナンスの業務を担当しています。
工場のシフトは四勤二休の交代勤務制となっており、生産設備は土日も稼働を続けています。
生産設備が何のトラブルもなく稼働し続けてくれれば良いのですが、何年も使い続けている設備ですと、必ず故障が発生します。
故障の内容は様々で、劣化や摩耗から来るもの、作業者の操作ミスにより突発的に発生するもの、
機械系、電気系、インフラから来る物など種類は様々です。
そんなトラブルを出来るだけ短い時間で原因究明し、復旧させるのが保全マンの仕事になります。
いわば機械のを治す医師のような仕事です。
またそのようなトラブルを発生させないために、定期的な点検整備を行うことも保全マンの重要な
仕事の一つです。
機械は導入したての頃は調子良く動いてくれますが、稼働を続ける間に様々な部品が摩耗や破損を
起こします。
また潤滑油や油圧の作動油なども必ず劣化して行きますので、これを定期的に補充、交換する仕事が必要となります。
最近では技術の進歩により、生産設備もロボット化が進みメンテナンスの頻度は大分長くなっていますが、それでもメンテナンスフリーという訳ではありませんので、6カ月や1年といった決められたサイクルで定期メンテナンスを行っています。
しかし修理と整備だけでは機械の故障は無くなりません。
設備が壊れたら修理して復旧するのはもちろんですが、更にそこから壊れた原因を突き止めて再び同じ故障が発生しないように改善を行うのも設備保全マンの重要な仕事です。
工場の設備には、それぞれ固有の特徴が有りますので、設備を構成している装置の違いで発生する
故障もおのずと変わってきます。
そんな設備毎の故障の傾向を、日々のトラブルデータから解析して攻め所をつかみ、対策方法を考えてつぶし込んで行くのが非常にやりがいのある仕事と言えます。
解析の結果から改善のプランを立て、それを実行し、その効果を確認評価、対策が有効と判断されれば同型の設備への水平展開を行う。
常にこのサイクルを回して、新たな問題や課題に取り組み、これをクリア出来た時に大きな喜びとやりがいを感じることが出来る仕事です。
設備に関する様々な知識やスキルが求められますので、それに関する資格も会社が取得させてくれるのもこの仕事をしてきて感じた大きなメリットだと思います。
仕事の性質上、設備が停止する長期連休などに大型の修理や改善工事が入って休日出勤などがありますが、それを差し引いても十分面白味のある仕事だと思います。