老人保健施設の管理栄養士、メリットとデメリットを教えて下さい339view

社食の管理栄養士として働く29歳女性です。新しい職場を求めて転職活動を始めており、介護業界、特に老人保健施設が候補にあります。老人保健施設の管理栄養士ならではのメリット、デメリットがあれば教えて欲しいです。よろしくお願いします。

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1件の回答

  1. rjyasato 2018/03/08 14:43

    私は管理栄養士養成課程のある大学を卒業後すぐに老人保健施設の管理栄養士として働き始めました。前任の管理栄養士さんの都合もあり入職した時には食事に関する仕事を専門に行う人間は新卒の私だけという、今考えたら無謀な就職でした。
    栄養士免許は持っていましたが、5月の国家試験の結果が出るまでは管理栄養士業務であり主に行う業務内容だった栄養ケアマネジメントも行う事が出来なかった為、介護職の先輩達についておしめ交換や掃除を行いながら利用者さん達の状態や注意点を教えてもらう日々でした。
    管理栄養士としてバリバリ働いておられる方からしたら栄養士が何やってんだと思われてしまうかもしれませんが、私にとっては5月までの2ヶ月間で介護職の方のお仕事の流れを知ったり入所者さんと関わりを持てた事がその後の仕事でもたくさんの力になったと思っています。
    その後、無事に管理栄養士の国家試験に合格し免許証を持ち、管理栄養士として主に栄養ケアマネジメントと系列の施設の入所者さんに提供する食事の献立作成などを行う事になりました。
    前任の管理栄養士さんが作られていたマネジメント書類を見ながら、自分なりに作っている書類が間違っていないか、やり方はこれでいいのか、教えてもらう先輩もいないなか不安を抱えながらもなんとか最初の1年は残されていた書類とにらめっこで仕事を進めていっていました。
    しかし、就職して1年半が経った頃、新規事業を立ち上げるという話が出始め、看護師長をはじめ今まで行っていた業務以外に新規の事業を立ち上げる為の準備など周りもバタバタとしている中、まだまだ慣れない仕事にアタフタしていた私には重い責任がのしかかってきました。
    大きな病院などであれば栄養士、管理栄養士も数名居たり頼れる調理師もいたりするかもしれませんが、小さな老健などでは施設に管理栄養士が一人のみという職場も少なくないのではないかと思います。私の場合は自分のペースで仕事を進めていけて自分で全てを把握して確認を行いながら業務をこなしていける事は自分には合っていたと思いますが、一人で行うからこそ責任の重さと問題が起きた時にはどう対応したらよいのかいつも不安を抱えながら働いていました。
    私の場合は看護師長や事務長など周りの先輩方に恵まれていたので、一人でも何か困った事があればいつでも相談に乗ってもらう事は出来ましたが、やはり食事の面での責任者は自分だったので、母よりも年上の看護師さんや介護士さんに食事の事で変更点があればドキドキしながらお願いを伝えていました。
    自分のペースで仕事を進められる反面、書類仕事などが終わっていなければ自分以外にお願いする人もいないので、休みの日に出て行き終わらせる事も多々ありました。
    その職場で出会った主人と結婚し、子供を出産するまで働いていましたが、残業は毎日の事で小さな子を抱えて今までのペースで仕事をして行く事は困難だと思い退職を決意しました。
    確かに責任の重い大変な職種ではありましたが、やり甲斐があり、たくさんの入所者さんとそのご家族と出会えた事は今でも私の大切な思い出です。
    今は病気療養中で働く事もなかなか難しいのですが、また元気になった時には資格を活かしてまた何かの形で管理栄養士として働けたらと思っています。

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