IT業界の社内プロジェクトを管理する組織であるPMOの仕事に興味があります。具体的にどうやってプロジェクトを管理し、成功に導いているのか教えて下さい。
質問
IT業界のPMOの役割、仕事内容を教えて下さい10view
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1件の回答
私はIT業界は全くの素人のまま2014年に入社し、2017年までプロジェクト遂行の業務を行っていました。
そのある現場でメインフレームのA社製品からB社製品へのストレートコンバージョンプロジェクトにPMOとして参画致しました。ストレートコンバージョンとは製品の会社は変更しますが、その他のアプリケーションやソフトウェアなどは右から左へ移行するプロジェクトを指します。
PMOとは「Project management office」の略でプロジェクト内の個々の役割を横断的に監督し、支援を行います。
その為、データベースやソフトフェア製品の幅広い知識が求められる仕事です。またプロジェクトを円滑に行う為のWBSの作成や進捗定例会の会議調整、他にも予算管理に伴う説明会資料作成など多くの業務をこなします。PMOはプロジェクト内で各チームが作業を円滑に進められているかチェックする役割があるので、様々な人々と頻繁にコミュニケーションをとります。
私が体験したメインフレームのストレートコンバージョンは、すでに本番環境で稼働しているメインフレームの移行作業ですのでオペレーターとの作業調整は必須ですし実際にメインフレームに乗ってる各システムへの影響調査も行いました。リリース作業は大体休日に行われますが、この時の移行作業は大プロジェクトでしたので3日間に分けて作業を実施するスケジュールを組みました。それでも移行スケジュールはとてもタイトなもので、朝方にするシステムの担当者や夜通し張り込みが必要なチームも多々ありました。何年もかけて準備を行い、週次の定例会で課題や障害を少しずつ潰してゆき、ようやく移行当日まで持ち込めました。それでも実際にリリース作業が開始すると、様々なハプニングも発生し、移行リハーサルでは成功した手順がなぜか移行本番ではエラーが発生したりととても慌ただしかったです。そんな時にもPMOはプロジェクトの責任者であり、皆をまとめる人物でもある為慌てず、現状を正確に把握しそのまま移行作業を続行出来るのかリスケジュールしなければいけないのか判定を下さないといけません。実際にメインフレームをいじる人やアプリケーションやデータベースを構築する人々は他にいますが、それらの作業を広範囲に監督し、的確な指示を出すPMOの仕事はやりがいもありまた責任感も大きいものです。それでもプロジェクトが無事完遂した時の達成感は表現しがたいものです。