チャイルドマインダーの資格を取りました。保育士の資格は持っていません。
できれば正社員として保育の仕事に携わりたいのですが、難しいのでしょうか。
やはりアルバイトや派遣も視野に入れて求人を探すのが無難ですか?
保育園以外でも構いませんので、正社員としての採用の可能性がある職場があれば、教えてほしいです。
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チャイルドマインダーの資格を活かして正社員として働きたい120view
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回答
2件の回答
チャイルドマインダーの働く先としてまず考えられるのは、保育園や保育施設です。
そのような場所でチャイルドマインダーが必要とされるのは、主に保育補助としての役割です。子どもたちの保育をメインに担当するのは、保育士資格を持った先生方で、チャイルドマインダーはその補助として、先生方の仕事をアシストする、というのが一般的です。
したがって、保育園や保育施設からの人材募集も、チャイルドマインダーに対しては、「保育補助」「保育アシスタント」という形でなされることが多いようです。求人情報をインターネットなどで検索するときは、「チャイルドマインダー」だけではなく、「保育補助」「保育アシスタント」といったキーワードでも、探してみて下さい。
雇用形態も、正規の職員はもちろんですが、アルバイトであったり、パートタイムの勤務での募集が多くなりますので、それらも視野に入れて、場所や時間、報酬などの諸条件を比較検討して、自分に合いそうな働き場所が絞りこまれてきたら、まずアルバイトやパートタイムで働いてみるのもよいかと思います。
人材派遣会社に登録するのも、ひとつの方法です。自分ひとりの力では探しきれない場合にマッチしそうな働き場所を探してくれたり、雇用先との条件交渉などが必要な場合は、それを代行してくれます。
また、チャイルドマインダーの働く場所は、上述した保育園や保育施設だけとは限りません。もっと広げて考えてみれば、チャイルドマインダーが必要とされるシチュエーションは、他にもあるはずです。
例えば、遊戯施設やテーマパークでは、つねに顧客として子どもたちが想定されますよね。迷子や一時預かりなど、当然そこを訪れる子どもをケアしなければならなくなることも多く、既存のスタッフだけでは対応しきれない場合も出てくるでしょう。そこでチャイルドマインダーの知識や経験が必要とされるかもしれません。
また、そうした施設では、社員として働くお母さんたちの子どもを見てあげる場所があるかもしれません。企業内託児施設を設けているところは一般企業だけとは限りませんので、探してみる価値はあると思います。
いま国は、「一億総合活躍社会」を提唱しています。少子高齢化、共働きやシングルマザー、シングルファーザーが増えている社会を背景に、性別、年齢を超えて誰もが働き、活躍できる社会を目指すとした政策です。
そのなかでも子育ての環境整備は、重要なファクターのひとつと位置づけられています。
その「環境整備」のなかには、保育士の確保なども含まれています。これからの社会において、保育や教育、介護の仕事は、安定した国づくりを考えたときにますます重視されていくでしょうし、そこでの働き手が増えることが望まれるでしょう。
つまり、保育士やチャイルドマインダーをめざす人たちが、ますます求められていくということなのです。
今後の日本において子どもを対象としたビジネス、教育ビジネスにはもっと伸びしろが出てくるはずで、そうした業界からも、保育の専門家としてのチャイルドマインダーの資格を持った人材は、さらに注目されていくと思われます。
保育施設で働く人たちの全員が、その団体の正社員なのかといえば、必ずしもそうではありません。
社会の移り変わりにともなって、子どもを取り巻く環境もずいぶんと変わりました。
昔は、子どもを預かる場所といえば幼稚園や保育園と決まっていました。しかしいまではそれに加えてこども園や学童もありますし、認可・無認可(認可外)という設置基準による違いがあり、さらに東京都のように認証保育所という独自の基準を設けている自治体もあります。
また、企業内保育施設や病院内の保育施設があり、チャイルドマインダーのように、個人事業主として保育施設を開業する人もありますので、ますます保育をめぐる環境は多様化しているといえるでしょう。
そうしたなかで、正社員として雇用されるには、当然、その雇用者が法人格を備えた「会社」である必要があります。保育施設のすべてが「会社」なのかといえばそうではなく、新規採用・中途採用にかかわらず、被雇用者全員が入社を条件として雇われるわけではありません。人材派遣会社に登録して、保育施設に派遣社員として働く人もありますし、パートで採用されるケースも多くあります。
保育の仕事に携わる人のなかで、正社員として雇用されている人は、それほど多くはないのです。
保育の仕事に就く際に、雇用形態で選ぶか、仕事内容で選ぶか?という選択肢があると思います。
託児施設・幼児教育施設の求人は、必ずしも正社員を求めているわけではありませんが、働く上での条件として、安定性を第一に考える人は、求人情報を検索する際、正社員として雇用されるのかどうかを確かめるようにしましょう。
それ以外の、子どもを相手にする仕事がしてみたい、幼児教育に興味がある、また保育をライフワークとして考えたいという人は、もっと選択肢が広がります。
ご自分で情報を求め、これはという施設にピンポイントで問い合わせるのもよいですし、人材派遣会社に登録すれば、それぞれに合った求人を紹介してもらえる可能性も高まります。雇用先との条件交渉なども代行してもらえるので、面倒が省けるというメリットもあります。ただし、登録料や紹介手数料がかかることと、正社員と比べて給与や福利厚生に違いがある場合もありますので、よく検討して下さい。
正社員にこだわらないという方には、仕事の内容で選ぶことが可能となります。保育施設にはさまざまなタイプがあり、特色ある教育を行っているところも多くありますので、自分のやりたいこと・得意なことを照らし合わせた選択をすることができるでしょう。
また、チャイルドマインダーの資格を取得した人には、独立開業する道も開けています。すべてを自分の裁量で行うことで、理想とする環境で仕事を行うことができます。ただし、個人事業主・経営者としての資質が問われることと、施設の一従業員として働く以上に、代表者として子どもを預かる責任を担う覚悟が求められることはもちろんです。
子どもを相手にする仕事で正社員として働きたいという場合、保育施設に勤めるしか方法がないかというと、それだけではありません。
そういう志向を持っている人は、保育施設に限らず、子ども向けの事業を行っている企業を探してみて下さい。スポーツクラブや英語教室などもあるでしょうし、近年では異業種から子ども向けの事業に参入するところも増えています。そうしたところで正社員の募集を探すのもよいでしょう。その際に、チャイルドマインダーの資格が役に立つよう、応募の際には、効果的にアピールして下さい。