広告代理店のデザイナーになるためには、有名な大学を出ていたり、コンクールなどに入賞した経験が必要ですか?どんな人物が採用されるのでしょうか?
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広告代理店のデザイナーになるには?43view
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広告代理店のデザイナーになるには、美術大学を出ていること、専門の学校に行っていること、入社前に華々しい有名な賞の受賞経歴があることであると、私は思っていました。面接では自分がデザインしたものを見せ、デザインの良しあしで判断される。即戦力を必要としているとばかり思っていたのですが、会社はデザイン力や実績以前に周囲との協調性や会話力(コミュニケーション力)をもっとも必要としていることに驚きました。
新卒や中途で面接に来る人たちは有名デザイナーでない限りは会社のルールに慣れて、ちゃんとした社会人としてその企業で戦力になるには1年ほどの猶予期間をもうけているようです。
事実その会社の新入社員たちは営業も、経理もデザイナーも一般常識の平均点以上、面接での物腰、姿勢、態度などで評価され、上位数十人が採用されていました。
デザイナーを採用する際も、デザインの良しあしで判断することは少ないようでした。つまりは抜きんでた才能よりも周りとの協調性を最大限に重視した面接方式です。会社の中で働いていくうちに徐々に仕事に慣れ、戦力になっていけばいいというたっぷりと「のりしろ」が残された、まだまだ伸びる余地のある人材を少しずつ伸ばしていくようなイメージです。
デザイナーになるにはデザインを勉強するよりも一般常識を勉強することに重点をおいたほうが、この会社の場合は採用率が上がる。この事実は社内にいないとわからないことで、昔でいうOB・OG訪問があまりない昨今、その重要性をひしひしと感じました。
大学では就職した会社を大学に伝えなければなりません。就職率を調べ、職種などの記録を残すためです。そして同じ会社に入りたい学生が、連絡をしてきてその会社がどういうところなのかを聞けるいわゆるOB/OG訪問ができるシステムでもあります。このシステムがあり、それを利用できる学生はそれほど多くはない気がします。大学によるかもしれませんが、自分が将来入社するかもしれない会社の内部事情を、生の声を聴けるシステムを利用しない手はないのです。もしかしたら入社試験の内容や、面接時かなり有効になるようなアドバイスももらえるかもしれません。
もし有効な情報を聞けたとしても、重要なことは面接では爪痕を残すよりも、コミュニケーション力や、話す力を。スタートは皆同じです。一般常識でふるいにかけられて、能力は入社した後に鍛えられていくものだと思っています。デザイナーになりたいならデザイン力よりも協調性やコミュニケーション能力、一般常識を身に付けた方がよいでしょう。(あくまで個人の意見です。)