アシスタントディレクターに転職を考えています。3流大学出身で営業経験がありますが、映像制作の知識はまったくない素人です。映像の仕事がしたいのですが専門学校を出ていないと、むずかしいですか?
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3件の回答
学歴に固執することはありません。多業種に転職をお考えなのであれば、どこに行ってもはじめの一歩から始まります。大学で学んだ分野や、職歴の中で生きてくるものもあります。
私は大学で中国語を専攻していましたが、中国の特番を作るときに、わざわざ通訳さんを呼ばなくても簡単な会話を翻訳してスーパーにおこすことが出来ました。
体育大学を出ていた先輩は、出身校にコネがあり、知り合いを通じ、取れないと思っていたアスリートから取材のスケジュールをもらうことができました。
映像機材の使い方は入社されてから学ぶこともできますので、できること、強みを生かしてみてください。
専門学校を卒業したからと言ってすぐに即戦力になるとは限りません。業界に精通しているわけではありません。
専門学生でも見たことがない最新機材を使用していたので、やはり業界人でないと知りえない情報もあります。専門学校に通いながら番組や制作会社でアルバイトをしていたという新入社員もいましたが、「正社員」、「派遣」、「アルバイト」で仕事は異なります。
たとえば、撮影機材を作る会社と売る会社があります。一般家庭に売り込んでも、それほどレンズの繊細な違いまでこだわりませんし、最新機材を作っても、よっぽど裕福な家庭か映像制作を趣味にしたごく少数の人しか情報にそれほどのアンテナをはっていません。それが映像制作を仕事にしている会社となれば、必ず買ってくれますし、試用のために使いたいというスタッフもいますし、そんな番組はごろごろあります。
大手テレビ局や制作会社はそれぞれおおざっぱな特徴はありますが、会社の中には大勢のスタッフ同士が競争しながらよいものを発信するために日夜、睡魔やストレスと闘いながら働いています。ひとくくりにできないスタッフが、よい映像をとるため「試す」場所でもあるのです。
最新の機材を使え、専門に学んできたひとたちと競えるのですから、ディレクター、プロデューサー、そのほか映像にかかわる仕事を目指すのであれば、関連のない学部、学科に所属していても問題はありません。専門学生に比べて、他に専門分野を持つことは強みにもなります。
私がADとして入った番組は、ほとんど大卒出身者ばかりでした。一流国公立大、有名私立大学(MARCH:明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)出身者が入社する傾向もテレビ局にはありますから、大卒だからと言って遅れをとったとは思わずに、もともとの学習範囲の広さを活かしがんばってください。
むずかしいです。専門的な機材の使い方、あちこちで飛び交う専門用語にはじめのうちはあたふたしてしまいます。
専門用語はよく業界に入らないとわからないといわれます。種類も多く、指示語や略語、隠語がほとんどです。
私ははじめのうち「てれこにしてください」、「素材を出しに使って」など指示語がわからず何度も怒られました。怒られながら覚えていくのが当たり前のようでしたが、早めに吸収しておくと無駄なストレスがなくて済みます。ネット社会ですから、記憶力に自信のある方は、「テレビ業界用語」などと検索してみるとよいでしょう。すぐに使える用語と出会えることもあります。
営業のご経験があるのであれば、視聴者になにを求められているか、目の前のスタッフがなにをほしがっているか敏感に気付けるかもしれません。むずかしいと思い込まず、ご自分の得意なこと、できることに自信をもって頑張ってください。