製鉄所の工事作業員へ転職します。土木関係の仕事をしてきたので、体力には自信があります。製鉄所の工事作業員になるとどんなメリット、デメリットがあるのか教えてください。
質問
製鉄所の工事作業員のメリット・デメリットって何?322view
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回答
1件の回答
地方の地元大手の製鉄所で工場作業員をしています。
鉄製品の精製と製品のチェック・出荷用製品の梱包作業をすることが主な業務です。
1チーム10名程度の人数で構成されており、3交代制で1年365日会社はフル稼働しています。
この仕事についたのは私が30歳を過ぎてからでしたが、メリットとしては3交代制=夜勤があるため、深夜作業料や残業代が割高になるため、給与が増えたことです。
それまでは営業事務系の仕事をしていましたが、中小企業での日勤でしたので、どんなに働いても手取りが20万を超すことが精一杯でしたが、この仕事についてから手取り25万を下る事は滅多にありません。
また、健康面や安全面に対する意識が非常に強い業務である側面があり、それが従業員の有給休暇取得の斡旋につながったり、1日の労働時間が非常に厳密に同じペースで続いていったりしていることにつながっているので休日数や一日の労働に制約される時間はとても計算がしやすく、営業系をしていた頃のように思わぬ休日出勤や時間外での顧客対応といった労働からは解放され、仕事の時間は仕事の時間・プライベートの時間はプライベートとはっきりと区別して過ごす事が出来ている事が大きなメリットだと言えます。
逆にデメリットとして言える事は、毎日が同じことの繰り返しとなることが最大のポイントでしょう。
工場作業員にとってはルールを守り、逸脱せずに安全確実に一日を過ごす事が何よりも求められます。逆の言い方をすると自分でやり方を作ったり、アイデアを出して独創的に作業をするタイプの人は煙たがれる傾向にあります。
また、自分の力で会社を大きくしたいとか、交友関係を広めるような仕事をしたいといった願望を持つ人にとっては狭い人間関係の中でかつ、限定された職場環境内でしか仕事が出来ない工場作業は非常に苦痛に感じる可能性があります。
3交代制の生活は睡眠の質や量が落ちる傾向にあり、健康な生活を妨げる可能性があります。
通常の朝起きて夜寝るという生活からは大きく逸脱することになり、家庭を持ち、小さな子供がいらっしゃる場合は休みの日や夜間の時間などに相手をしてあげる時間が日勤の仕事をしている人よりもどうしても少なくなってしまうことは覚悟しなければならないデメリットです。
多くの業務に言える事ですが、肉体労働の場合は年齢を重ねるごとに身体に対する負担が増え続けていきますから、身体に対するケアを意識的に多めにしなければ定年まで継続が困難になる可能性があることを考えなければならないことも少なからずデメリットではないかと思います。
私が経験して感じた鉄工所の工事作業員のメリット・デメリットは以上です。