地域包括支援センターに勤務するためには、何か資格は必要ですか?医療や福祉に関する資格を持っていた方が有利なのでしょうか?教えてください。
質問
地域包括支援センターに勤務する為に必要な資格14view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
地域包括支援センターというのは、おおむね中学校区に1か所くらいの割合である、介護相談の拠点みたいな窓口のことです。
介護保険を申請したい人の相談や、その申請に至る前の段階の相談や、介護保険サービスを利用している人の相談などが主になっています。
職員の資格としては保健師や社会福祉士やケアマネジャーという3職種が必ずいなければならないので、福祉や医療の専門資格が必要だと思います。また私の働いているところには認定調査員の人たちがいますが、この方たちは研修等を受けた方だとなれるものです。資格としては看護師などをお持ちの方が多いです。
おもな仕事としては、地域で困っている高齢者の方やその家族の方からの生活の相談全般、病院から退院してくるにあたって自宅での生活が不自由な方の相談、また介護保険の申請や認定調査、認定が下りたあとのサービスの相談や調整、また介護予防のための事業、介護者のための教室などがメインとなっています。
介護予防教室では、独自で考えたり委託したりすることもありますが、基本チェックリストというものにもとづいて、運動機能の向上のためのプログラム、口腔機能・栄養面での機能向上のプログラム、認知機能向上のためのプログラムなどの教室を組んでいます。介護者のための教室としては、技術や知識の提供をするような講座のほかに、介護者の心理的な負担を減らすための交流会や座談会、リフレッシュのための移動教室などを行ったりしています。介護保険の認定調査の業務では、申請をした方の生活面や身体面などの状況について聞き取りをするものです。またサービスの利用調整については、サービス利用計画書を作ったり、それをもとに担当者会議を開いたり、サービスを利用する事業所との連絡調整をしたり、給付の管理をしたりします。割と多くの方が利用されるため、仕事量はとても多いというのが大変ですが、やりがいはあるかと思います。
それと、沢山の法改正などにも対応し、新たな情報をどんどん集めて利用者の方に提供しないといけないというのも大変です。高齢化がどんどん進んでいく中で、キーパーソンとなる人がいないという家庭が最近多いのですが、様々な関係機関、病院や行政や施設や事業所などと連携を図りながら仕事をしていく感じなので、そういった大変さもあります。これから仕事につくという方は、ケアマネジャーの資格をとってから入った方がいろいろなことがわかると思います。