教材販売会社の営業の仕事について教えて欲しいのですが、営業先は学校で、先生方に商品(教材)を営業するということですか?業界未経験なので想像がつきません。経験者の方お願いします。
質問
教材販売営業の仕事について。学校へ行き、先生に営業するのですか?2959view
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この仕事のお客様に当たるのは、職員室の先生たちです。一年を通して小学校ではドリルを使って問題を解いたり、図工で作品を作ったり、リコーダーの練習をしたり様々なことをするのはどなたでもよくご存じの事と思います。教材販売の業者はそういった授業で使う様々な道具を、先生方に購入してもらうのがお仕事です。自分たちは「代理店」という立場なので、直接ドリルや理科の実験キットなどを制作するわけではありません。そういったものを作る会社は別にあり、代理店は先生から商品の注文があればそれらの会社に発注して、事務所に送った貰った商品を整理して各々の担当校に届けるのです。
この仕事の一番のポイントは、とにかく先生と仲良くなることなんだとか。先生からの注文は細かいものも多くあり、なんと最小では5円の紐一本なんてこともありました。そうかと思えば10万円の黒板やら、他の先輩は30万の紙の裁断機を買ってもらったこともあったそうです。小さな注文をまめに貰うことで、信用が高まり大きな注文に繋がっていくのだとか。
先生方は日中は生徒さんたちの相手をしなければならず、なかなか暇な時間がありませんし、営業に行っても大変邪魔になります。時間を取れるのは放課後の大体3時から7時までなので、その限られた時間をできる限り有効活用しなくてはなりませんでした。営業担当者の回る小学校は大体8-9校で、同然のことながら地域に広く分布しています。まず移動効率を良くするために道の時間帯による混み具合を把握しておきます。次に各学校の一日の時間割も理解しなくてはなりません。毎週の決まった会議の際には職員室には入ることが出来ず、避難訓練などの際には先生方は出払っています。各学年の先生方も個別の集まりやプール掃除などの雑務で職員室に居ないなんてこともあり、自分はよく失敗しました。
他にも作業ごとに優先度を考え、必要の無い作業は明日に回すなどの様々な工夫を教えられました。正直なところタイトな時間意識に自分は疲れてしまいました。
売っているものは年間を通じて決まっています。毎回新商品が出るわけではありませんので、一度得た商品知識はずっと使うことが出来ます。先生方は忙しいためつい次に使う教材を忘れてしまい、教材屋が「先生、次の単元で使う○○はお決まりですか?」などと聞くことで助けになることも。先生から注文いただいた教材の使い心地などを確認し、製作元に意見として提出することも大事な仕事です。