ゲーム会社に、バグチェッカーという仕事がある事を知りました。発売前のゲームをプレイすることができ、ゲーム好きにはたまらない仕事だと思うのですが、詳しい仕事内容を教えてください。また、どんな時にやりがいを感じますか?
質問
ゲーム会社のバグチェッカーの仕事とやりがいについて93view
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回答
1件の回答
ゲームのバグチェッカーと言うのは、開発中のゲームをプレイし不具合(バグ)が無いかを検査するのが役目です。
発売の半年前からチェックが始まります。
開発中のゲームをプレイし、不具合があれば報告書の提出おこない改善されるともう1度不具合が起きないかを再チェックします。
発売前のゲームをプレイできるなんて羨ましいと思う方もいるでしょうが、その仕事内容は生易しいモノではありません。
まず自分が興味の無いゲームでも発売日まで永遠とプレイし続けなければいけません。しかもただスタートからエンディングまでゲームをプレイするだけではなく、当然、様々なチェックを行いながらですから楽しい訳はありません。
チェック項目は大きく分けて4つあります。
①ゲームが停止しないかをチェックする。
プレイしているゲームが途中で停止してしまったら、しかもセーブできていない状況で・・何て事が起こると一大事ですので発売ギリギリまで徹底的にチェックします。
ゲームのあらゆる場面で無茶苦茶な動きを行ってみたり、ボタンの連打や時にはコントローラーを抜いてみるなど、普通にゲームで遊ぶにはする事は無いだろうと思う様なことまで行いゲームが停止してしまわないかチェックします。開発前半ではかなりの頻度で停止します。1番大事なチェックと言っても過言ではないでしょう。
②映像の不具合をチェックする。
最近のゲームは高解像度で思わず実写と見間違えるような映像ですが、この映像に歪みやノイズが映っていないかをチェックします。例えばゲームの主人公がお城の内部にいた場合、もちろん主人公の周囲には壁があります。その壁に主人公を体当たりさせてみたり、ドアにぶつかってみたりします。この時、ゲームの映像に主人公がめり込んでしまったり、壁が歪んでしまったりする事がよくあるのでゲームに出てくる壁や家具、樹などの自然物すべてに体当たりをして調べていきます。
③文字をチェックする。
これも大事なチェックです。ゲームをプレイしている時にアイテムの文字が読めない形になっていたり、以前と違う内容になっていたら困るのでゲーム内に出てくる文字は全て仕様書と照らし合わせてチェックされます。英語や中国語、スペイン語などそのゲームで使われる言語全てです。
④サウンドをチェックする。
最近のゲームは5.1チャンネル・サラウンドシステムに対応した物が増えているので、サウンドのチェックも大事な物になってきました。
後ろから迫ってくるゾンビの声が他の方位から聞こえてないか、主人公の歩いている場所が絨毯の上なら足音はきちんと絨毯を踏んだ時の音が鳴っているか等をチェックしていきます。
ゲームを制作する予算が多ければバグチェッカーの人員も増え、チェック項目もより細かく増えていきます。
地味な作業を繰り返していく仕事ですがゲームのエンドロールに自分の名前が載ると、とても嬉しくやりがいのある仕事だと思えます。