子供が好きで、子供と関わる仕事をしたいという希望を持ち、保育士の免許を取得しています。今は保育所に勤務しているのですが、学童保育所の指導員もいいなと思うようになりました。学童保育所指導員の仕事内容や1日の仕事の流れを教えてください。
質問
学童保育所指導員の仕事内容、1日の仕事の流れを教えて!304view
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学校を終えて帰ってくる小学生の子どもたちを、家庭の代わりに迎えるのが学童保育所です。3年生まで預かるタイプの学童と、6年生までの学童があります。そこで子どもたちの保育を担当するのが、「指導員」です。
平日は15時くらいから保育がスタートすることが多いですが、当然小学校のスケジュールに合わせてスタート時間が変わります。学校公開や一斉下校等の事情で早帰りになる日は、それに合わせてスタートします。また、1年生が入学したばかりの頃や、班ごとに分かれての下校指導がある日などは、指導員が学校まで子どもたちを迎えに行きます。夏休みや冬休み、学校行事の振替休日などは、もちろん朝から保育がスタートです。
一日の流れとしては、まず、子どもたちが学童に帰ってきたら、宿題を済ませるよう声がけをします。塾ではないので、あくまで「宿題をする時間と場所を提供すること」が指導員の役割です。学習内容を正しく教えることは業務ではありません。が、「早く遊びたくて宿題を適当に済ませている。きちんと指導して」のお声をいただくことも多かったですね…。
そしておやつタイムとなります。施設にもよるでしょうが、たいていのところは「市販の袋菓子だけでおしまい」ということがないように、果物や手作り品を1品は取り入れています。たとえば、夏は梨やきゅうりやそうめんなど、冬は温かいスープやおでんなど…といったものです。子どもたちといっしょに作ることもありますよ。
その後はおそうじをして自由遊びです。外遊び、室内遊びともに安全に行われるように見守ります。子どもの遊びに一緒に入ることも多いですが、ただ遊びに付き合うのではなく、けがはもちろん、遊びの中でケンカやもめ事があったら気づけるように配慮します。体調不良やけががあったら、すみやかに保護者に連絡。また、学校やご近所に迷惑をかけてしまうことがあったら、子どもたちと一緒に謝りにも行きます。
その後は室内で静かにお迎えを待つ時間となり、お迎えが来た順に子どもたちを帰します。このとき、その日の子どもの様子を保護者さんにお伝えします。子どもたち皆が帰ったらそうじ、片づけ、日誌記入などをして保育業務は終了。
しかし、学童保育の指導員は、保育だけが業務ではありません。子どもたちが学校から帰る前には、おやつの下ごしらえ、掃除といった保育準備はもちろん、事務仕事もたくさんあります。誕生会やクリスマス会、キャンプといったイベントの打ち合わせや、おたよりや保護者会資料のような書類作成を、すべてこの時間に済ませなければなりません。そのため夏休みはこの時間のね捻出がとても大変で、子どもたちのお昼寝タイム(もちろん静かに寝てくれませんが…笑)や、全員が帰った後に残業して行うことが多かったです。また、市内や県内の学童から指導員が集まっての会議や研修も少なくありません。内容は、日ごろの保育の問題、改善点を出し合うものや、発達障がいに関するもの、保護者対応に関するものなどまでさまざまです。
施設や運営形態によって多少の違いはあるかと思いますが、日々子どもたちの安全な放課後のために、幅広い業務を行っています。