大学時代、保育や福祉の勉強をし、児童養護施設で子供達の成長の手助けをする児童指導員の仕事に魅力を感じていました。今現在保育士として勤務しているのですが、その夢が捨てられず、児童養護施設児童指導員へ転職活動するつもりです。これから転職活動~就職するにあたって、児童養護施設児童指導員の仕事内容や悩み、働いてみて分かった事、理想と現実のギャップを知っておきたいと思います。経験者の方、教えてください。
質問
児童養護施設職員として働いてみて分かった事とは?522view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
私は大学卒業後、営業職として勤務していましたが在学中から興味のあった児童養護施設での勤務を希望し転職しました。
在学中から、虐待や保護者不在など様々な理由で家庭で生活することのできない子供たちを支える仕事に大きな魅力を感じていました。
子供と多くの時間を過ごし、楽しいことも困難なことも共に経験し成長でき、多くの子供の人生に関わることができるのは幸せなことだと考えていたからです。
転職直後は、今までの職場とは違い、多くの子供に囲まれて「先生」と呼ばれることに喜びを感じていました。
また施設では、1年を通してクリスマスやお誕生日会などの多くの行事があり、子供だけではなく職員でもある私自身もとても楽しんで参加していました。
1年目は、多くの子供と接し様々な行事を通して子供たちと楽しい時間を過ごせる、まさしく理想の職場に巡り合えたと喜んでいました。
しかし児童養護施設での勤務は2年目からが大変でした。
私の勤務していた施設では2年目から、担当の子供を2~3名、担当の係りを3つ受け持つことになっていました。
1年目は、決められたルーティンの仕事をこなしながら、空いた時間で子供の余暇時間を見守ったり宿題を教えておけばよかったです。
しかし2年目からはそれに加えて、担当児の支援計画書の作成や、担当児が通う学校の先生と連携しながら行う仕事も増えていきました。
当然、担当児からすると担当職員である私は他の職員に比べより距離の近い職員となるので、多くの相談事を持ちかけられたり、また担当児が何か問題を起こすと担当職員である私が対応策を作成するなどの業務も発生しました。
児童養護施設職員の仕事の醍醐味であると言えばその通りかもしれません。自分を頼りにする子供と向き合い、周りと連携しながら子供の成長を促す。そしてその促しに子供が答えてくれて、そこに喜びを感じる。
私自身も、日々のルーティンワークに加え担当児のケアに疲労困憊しながらも成長を実感しやりがいを感じる日も多かったです。
しかし、そこに新たな負担となったのが係り担当です。
私は行事係を担当しましたが、1年にいくつもある行事計画の作成・準備・実行・反省を2か月に一度のペースで行っていると当然残業も多くなり、一日の半分以上を職場で過ごすことが多くなりました。
子供と接することを原点として喜びを感じることのできると思い選んだ仕事でしたが、気が付けば仕事の半分以上を係りの仕事が占め子供への接し方も以前のように余裕のあるものではなくなっていました。
そのような自分に嫌気がさし退職しました。