葬儀場司会進行役の仕事内容を知りたい!198view

ウエディングやイベントの司会はイメージがつきますが、葬儀場の進行役の仕事はどういったことを行いますか?葬儀は宗派によって違うので、事前の打ち合わせも大切だと思いますし、気を使うことも多いと思います。経験者の方、教えてください。

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1件の回答

  1. sazikino 2018/01/21 17:14

    結婚式に司会進行役が存在するように、葬儀にも司会進行役が存在します。
    近年は小規模な葬儀が増えてきていますが、それでも今なお中規模・大規模の葬儀式も健在です。
    その中で、どの規模の葬儀であっても基本的に行う仕事内容をご紹介します。
    初めにお断りしておきますが、各都道府県はもちろんのこと、葬儀社によってもこの司会進行の進め方は異なってきます。従って、これからお話する仕事内容はあくまで私の勤務先が今現在も行っている方法ですので、ご了承ください。

    執り行う葬儀の形が決まってから私達司会者の仕事が始まります。
    順序は、

    前日:書面による情報収集→ご当家との打ち合わせ
    当日:ご当家との最終確認→葬儀
    という形で進みます。

    まず葬儀前日、故人のお名前、生年月日、享年、喪主のお名前、葬儀の様式、葬儀を執り行う宗派や寺院神社などの名称、葬儀の開式時間、これらを葬儀担当から書面で貰って事前情報を集めます。
    その後、ご当家指定の時間に合わせて控室またはご自宅へ伺い、先に得た情報の確認と弔電の順番や焼香の順番など当日までに決めてもらう事項の説明、進行における当家のご要望などを主に伺う、聞き取りによる打ち合わせを行います。葬儀当日、故人の生前をナレーションにて紹介をする時間を設けることが多いため、この打ち合わせの時に故人の生前のことをご当家のお答え頂ける範囲で教えて頂きます。
    ここまでをお通夜までに、あるいはお通夜の後に済ませます。

    葬儀当日、開式の1~1.5時間前にご当家の控室へ伺い、前日に決めてもらった弔電や小康の順番、またナレーション内容の確認といった最終チェックを行います。特にナレーションの内容は氏名や享年、生年月日などはもちろん、教えてくださった故人の人柄の表現に過多不足などがないかを確認して頂きます。私は仕上がったナレーションを事前に読み上げ、間違いがないかその場で指摘をもらうようにしています。

    開式20分前には式場に着席してもらうようにアナウンスを流し、ご当家が集まったところで式次第を簡単に説明します。この時、焼香の回数なども合わせて説明させて頂いています。仏式以外の葬儀の時は焼香以外の方法でお弔いをするので、特にこの事前の説明が大事になってきます。
    その後、導師との打ち合わせを行います。主に焼香の案内や弔電の読み上げを行うタイミングをしっかりと教えてもらうようにします。
    葬儀が始まったら、導師との打ち合わせ通りのタイミングで焼香の案内や弔電奉読を行い、閉式後はお別れのご対面や出棺時の案内、合図などを行います。お別れのご対面の時は特に故人の好きだった音楽を流すことが多いので、案内と同時進行で曲の再生を行うこともあります。

    ご当家、導師ともに事前の打ち合わせをしっかりと行うことが、司会者の最も大事な仕事です。
    近年では書面の情報収集だけの葬儀社も増えてきていますが、ひとりの人の最期を見送る時間ですので不備のないよう、そして故人の人となりを一番身近なご当家の肉声から聞き取る事前の聞き取り打ち合わせが葬儀の要であるといっても過言ではありません。
    その肉声を通じて、ご当家から様々なご希望が聞かれると思います。
    特に故人の生前紹介などは遠慮したいと思うご当家もやはりいらっしゃいますので、そのときはその希望に沿って進行役に徹します。

    ご当家の意向を聞きながら、故人の生前を偲ぶ時間を演出する。
    それが、葬儀専門司会進行役の務めです。

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